ごめん、愛してる ネタバレ・あらすじ 13話
ごめん、愛してる 13話 概要
偶然、ムヒョクの命が残り少ない事を知ったウンチェは「心臓をユンにやる」と言ったムヒョクの言葉の真実を知り、ユンとムヒョクの間で苦しむ。
そんな娘の様子に心を痛めた父は、ウンチェをどこへも行かせないよう部屋に閉じ込めてしまう。
しかし、雨の中ムヒョクが外で待っていると知ったウンチェは無理やり家を抜け出しムヒョクの元へ。
ごめん、愛してる 動画（韓国）
ごめん、愛してる 動画（日本）
「ムヒョクの命が残り少ない。」という父とオ・ドゥリの話を聞いてしまったウンチェは、ショックを受けて、ムヒョクの元へと駆けだす。
途中、心が折れそうになり、しゃがみこんでしまうウンチェの脳裏には、
自分がこれまで信じようとしてこなかった有りのままを正直に話していたムヒョクの言葉が蘇り涙が止まらない。
ソギョンの家ではソギュンとガルチの《ムクゲの花が咲きました》という《だるまさんが転んだ》と同種の遊びに付き合ってるムヒョク。
ムヒョクが鬼をしていた時に、泣きはらした目をしたウンチェが入って来て「ムクゲの花が咲きました！」と振り返ったムヒョクと顔が合う。
泣きながら両手拳でムヒョクを叩くウンチェ。
ソギュンとガルチも唖然としている。
ムヒョクはウンチェの両手首を持って動きを封じると「どうした。どうしたんだ？ ウンチェ。何があった？」と聞く。
泣くばかりのウンチェを、心配そうに見つめるムヒョク。
けれどウンチェは、無言で、そのまま帰ろうとして、家の外の階段から転げ落ちて…ムヒョクは、ウンチェの叫び声を聞いて慌てて飛んでいく。
顔（頬とデコ）に擦り傷を作ってしまったウンチェを、ムヒョクが心配して、抱き起こすと「家に上がって薬を塗ろう。」と言うが、
ウンチェは「大丈夫。大丈夫よ。平気だから！ 何ともないわ。これくらい少しも痛くない」と言い張ると、
びっこを引き引きトボトボと帰って行く。
この時、ムヒョクは、ウンチェが落とした小さな髪留めを拾う。
ウンチェがいなくなってからも縁側に座って、拾った髪留めを見つめるムヒョクは、やっぱり気掛かりで、後を追って走り出す。
ウンチェはバス停でしゃががみこんで泣いていて、ムヒョクの視界に入らず、二人は出会えない。
しゃがみ込んでそこに居るとは知らずに、二人ほどの立っている人を挟み、ウンチェの真後ろを通って、諦めて家へ戻るムヒョクだった。
家の前まで戻って来て、放り出したままになっていた買い物の品を拾って片付けていたウンチェに、家から出てきた父が声を掛けた。
ウンチェは、ムヒョクの命の秘密を隠していた父を責めた。
「何で教えてくれなかったの？私がユンを見捨てて、ムヒョクさんを選ぶと思った？ おばさまに頼まれたの？」
ウンチェは事実を知らずムヒョクを傷つけてしまったと思うと、知っていながら隠していた父が許せなかった。
ウンチェ＞「知らずにいて、私が、おじさんの事、どんなに傷つけたか！早く言ってくれてれば、あんなに傷つけずに済んだのに。
どれほど残酷な事を言ったか…ユンに会う！会って話をして、おじさんの所に行かせて欲しいって土下座して頼むわ！」
ウンチェ父は、抵抗するウンチェを無理やり家の中に連れて入る。
その様子を、近くの陰で見ていたムヒョク。
その手には、怪我をしたウンチェのために買ってきた薬の袋を持っていた。
この後、ウンチェは、父に部屋に閉じ込められてしまう。
ウンチェ父は、娘のためを思い「もう、ユンにも、ムヒョクにも、どちらにも会わせない。」と宣言し、携帯の電池パックまで外してしまうと、
ウンチェの部屋に外から鍵を掛けた上に、釘で打ち付けた。
いったい、どういう事なのか、わけがわからないウンチェ母と姉のスクチェ、妹のミンチェらは、
父から絶対に、ウンチェを部屋から出すな！と、キツク言い渡される。
そして、ウンチェ父 は３人に「今すぐ引っ越しの準備をしろ。」と言い置いて家を出て行った。
外に出たウンチェ父、門横の壁にもたれかかってるムヒョクに
「娘は田舎にやった。いないよ」と嘘をつく。
ムヒョクは「会わせて下さい。ウンチェに会いたいんです」と何度も言うが、
「家にはいない！帰れ！」と撥ね付けて出かけて行くウンチェ父。
ウンチェ父が出かけた後も、その場に、そのままムヒョクは立っていた。
やがてムヒョクは、
家から出てきたスクチェとミンチェの会話から、ウンチェが部屋に閉じ込められていることを知る。
それで家に入ろうとするが「ダメだってば、ママは離婚されるし、私たちは勘当されてしまうよ。」と、ミンチェに懇願して止められる。
日が暮れて、夜の帳が下りても、雨が降り出しても、濡れるのも厭わず、ムヒョクはウンチェを待ち続けた。
出かけていた、スクチェとミンチェが帰って来て、ムヒョクが、まだそこに居た事に驚く。
ムヒョク＞「ウンチェに会わせてくれ。」
ミンチェ＞「だめですよ、お兄さん。家族がバラバラになってしまうもの。」
ムヒョク＞「ウンチェに会わせてくれ！」
家の中では母が、ウンチェを心配しながらも、鍵を開けたら離婚すると、夫から言われた事を気にして、どうする事も出来ずに困っていた。
そこへ帰って来たミンチェら。
ミンチェ＞「家の前に、ユンのマネージャーが来てるよ。」
スクチェ＞「底冷えするほど寒いのに...雨にずぶ濡れになって立ってたよ。」
二人の声が耳に届いて、ムヒョクの状況を知ったウンチェは部屋のドアを叩き始めた。
「開けて！お願いよ...ここを開けてよ！お願い！お姉ちゃん、ミンチェ、母さん！」
「家まで送るだけだから！そうしたらすぐに戻るから...おじさんは、そんな風にしてたらダメなの！死んじゃうかもしれない！お願い！お願い！…。」
ウンチェが体を張って懇願し始めると、彼女の体を心配した母は、ついに、鍵を壊して部屋から出してくれた。
ようやく外に出る事が出来たウンチェは、ムヒョクの元へ行くと正面に立ち傘を差し掛けた。
ムヒョク＞「薬、塗ったのか？ おでこ怪我してただろ。薬、塗った？」
ウンチェが首を振ると「そうだろうと思ったよ。」と、ポケットから薬の袋を取り出すムヒョク。
ムヒョク＞「だから、おじさんがボケちんに塗ってあげようと思って持って来たよ。」
ウンチェは、ムヒョクの優しさに言葉が出ず、ただじっと見つめる。そして見つめ合う二人。
取りあえず近場のモーテルに避難して、ムヒュクの濡れた服をバスルームで洗うウンチェ。
その間ムヒョクは、部屋で掛布団にくるまって待っていた。
ウンチェが、部屋に渡したロープにムヒョクの服を干す。
それが済むと、暫くベッドの脇で二人並んで座り込んでいたが、ムヒュクは思い出して、ウンチェの顔の傷に買った薬を塗る。
「少ししみるかもしれないけど、我慢しろよ。」
ムヒョク＞「しみるか？」
ウンチェ＞「ううぅん…」
おでこの傷に絆創膏を貼った後、ウンチェが落としたヘアピンも髪に付けてあげるムヒョク。
ウンチェの頬に片手を伸ばしムヒュクはこう話し掛ける。
「ボケちん、ひどい顔だな。でこにも、ほっぺにも傷を作って、不細工で目も当てられない！
酷過ぎて、目を瞑りたくなる。」
そして本当に目を瞑るムヒュク。
ウンチェは脱力した表情で、ムヒュクの冗談に微笑む。
「そうだ、笑って。笑うと少しはマシだからな。
笑うと最高に可愛いぞ！俺が前に付き合ってたミス・オーストラリアにはかなわないけど、シュレックよりはいい 。」
ムヒョクに背を向けて、ムヒョクの服を乾かす為にアイロンを掛けながら、ウンチェは話す。
「ここのご主人に感謝しなくちゃ。アイロンまで貸して下さって…。私、スタイリスト歴5年だから、服を乾かすのはプロ級よ。」
安らいだ表情で、ムヒョクは、ウンチェのお喋りを聞いている。
「さあ、どうぞ。」と、ウンチェから渡されたシャツを着ると、ムヒョクは「俺の話を聞くのが怖くて、背を向けてるの？」と尋ねた。
ウンチェは「いいえ（アニョ 아뇨）」と短く答えると、やかんからお茶を２つのコップに注ぎ、ムヒョクの傍まで運んで、
一つを彼に差し出した。
お茶を一口飲むと、ムヒョクは語り出した。
「奥さんの結婚式で、銃で撃たれた。危険な場所だったから、弾を取り出せなかった。」
強張った表情で、ウンチェはムヒョクの顔を直視して話を聞いていた。
「ああ、弾は...ここにあるんだ。」そう言って後頭部を指差すと「怖いだろう？」と尋ねるムヒョク。
首を振るウンチェ。
「そうだな。怖がることはない。死ぬこともそう。当たり前の事だ。元から、人間はみんな死ぬんだから。
深刻な話でも、可哀想にって思うこともない。」
ウンチェは何も言えないで、指の震えを押さえてお茶を口に運んでいた。
「あっ、しまった！こんなこと言ったら、俺、損するだけか？取り消すわ！今のは無し！
俺、可哀想だ～。物凄い可哀想。だから、だから、俺に同情してくれよ。意地悪しないで、可哀想な奴だって心配して…」
冗談を言い続けるムヒョクの口をウンチェがキスで塞いだ。
そして、ウンチェは言った。
「おじさんは、ちっとも可哀想じゃない。裏切った奥さんを庇って撃たれるほど、胸に沢山の愛を持っている人、
誰よりも温かな気持ちで満たされている人なのに、何で可哀想なの？
私、おじさんに同情なんてしていない。一度だって同情した事ないし、これからもしないわ。」
ようやく心を通わせ合う事が出来た二人は、触れあい、再び唇を重ねる。
しかし…待ち望んだ愛しい時間は無情にも、ムヒョクを襲う発作で掻き消されるのだった。
ムヒョクは、トイレに駆け込んで便器に吐くが、ウンチェに見られたくなくて鍵をかけてしまう。
心配するウンチェは介抱したくて開けて欲しがるが「大丈夫、大丈夫、大丈夫…」と繰り返し言って開けないムヒョク。
それでも続けざまに、開けてくれるように懇願するウンチェに、ムヒョクは
「みっともないだろ。やめてくれ。すぐおさまるから。」と頑なに言い続けた。
ウンチェは中で苦しむムヒョクに、何もしてあげる事が出来ない自分が悲しくて、扉の前に膝をついて崩れた。
そして…苦しみながらも「家に帰れ。帰れよ！今頃、家では大騒ぎになってるだろ。」とまで言うムヒョク。
「顔だけ見たら帰るから...。」目に涙を一杯浮かべて言うウンチェ。
ムヒョクはドア越しに、苦しみながら額に汗を滲ませ「嫌だ！こんなぶざまな顔を見せたくない...帰れよ！」と言い続けた。
ウンチェ＞「おじさん…帰ったら…帰ったら、もう来られないと思うの…ユンを見捨てられないから。
今になってまた、ユンのそばを離れるなんて出来ないのよ。私が、彼をあんな風にしたの。
おじさんの傍に行かせてって、おじさんの手を握っていたいって言って、ユンの心を傷つけたの。
おじさんの所へ行きたくて、彼をあんな体にしたの。…ごめんね、おじさん。
してあげたいことが…とても沢山あるのに、傷つけることしか出来なかった。
傷つけただけだった…私、ごめんね。ごめんね、おじさん。」
とても悲しい気持ちでモーテルを後にしたウンチェ。
傘を差す事すら忘れて、雨の中へ出て行く。
降りやまない雨が、頬を伝う涙を見えなくしていた。
ユンの病状は、予断を許さないところまで来ていた。
ムヒョクは約束を果たす為に、病院で心臓の検査を受ける。
それと前後して、オ・ドゥリの元へ、
ドナー登録をしていた人がドナーの意思を撤回したとの連絡が入り、ショックの余りに病院の廊下で倒れそうになったオ・ドゥリ。
そのオ・ドゥリを抱き止めて助け起こしたのは、他ならぬムヒョクだった。
ムヒョクの顔を驚いて見るオ・ドゥリに、ムヒョクは微笑みかけて、肩を抱いて一緒に歩いて行った。
病院の休憩所で、栄養ドリンクを買ってきて、オ・ドゥリが待つテーブルに戻ると、それを彼女に差し出すムヒョク。
そしてムヒョクは、まず、姉と甥と自分へのプレゼントのお礼を述べ「心臓にいいというあの薬も、ちゃんと飲んでます。
でも検査を受けてみたら、俺の心臓、健康過ぎて、その薬は飲む必要はないそうです。」と話した。
するとオ・ドゥリは慌てて、少し口ごもった後「あぁ、違うのよ。私が間違えたの。あの薬は本当はユンに飲ませようとしたものだったの。
それを間違えてミスターチャの所へ持って行ってしまって。」と苦しい言い訳をした。
「実は俺...そう長く生きられないんです。今日、道端で死ぬかもしれないし、寝てる間に死ぬかもしれない。
運が良ければ、2～3ヶ月後に。それで今日、臓器移植センターで、ドナー登録をしてきました。」
そう言ってムヒョクは、封筒をオ・ドゥリの前に差し出した。
「血液型もユンと同じで、組織適合検査とかも申し分ないそうです。」
困惑してオ・ドゥリが尋ねた。
「ミスターチャ…何の話をしてるの？」
「俺が先に死んだら、俺の心臓をユンにあげたいんだ。」
オ・ドゥリは、驚いて息を飲むと半泣きになり言い繕った。
「違うのそんなつもりじゃ…それは誤解なのよ。
確かに私…我が子の事で、私、どうかしていた。ダメよ。イヤなの。要らないわ！イヤなのよ。本当にイヤなの！」
興奮して泣き出すオ・ドゥリ。
ムヒョクは「姉に下さった洋服、本当に素敵でした。」と言うと、一礼して、席を立って去った。
ムヒョクが去った後も、顔を両手で覆い、泣き伏すオ・ドゥリ。
ムヒョクは歩いて行きながら心の中で呟く。
《母さん、泣かないで。
今、あなたの流す同情の涙なんか欲しくない。どうか泣かないで。
その涙が、俺のための涙なら、尚更、今は泣かないで。
この先、流す事になる血の涙のために。》
そんな事を思っていたら、また鼻血が滴り落ちた。
ユンは病室で母から、ムヒョクが置いて行った書類を見せられて、彼の心臓提供の意思を知り驚く。
ムヒョクが病院からソギョンの家へ帰って来ると、家の前の階段にウンチェが座り込んで待っていた。
放心状態でボッーとしており、間もなく立ち上がり階段を降りてくるので、
ムヒョクは気付かれないように脇道に身を隠して見送る。
ムヒョクと共に撮影した携帯動画を見ながら、微笑んでいるユン。
短いけれど、ムヒョクと出会い、兄のように慕い、親しく過ごした楽しかった日々を懐かしむ。
ムヒョクに心を残したままで、ユンの元へ戻って来たウンチェは、ユンの傍にいても、どこか寂しそうだった。
ユンはベットの上から腕を伸ばしてウンチェを抱くが、ウンチェの目は虚ろに宙を漂っている。
ソギョンの家では、元記者のじーちゃんが、執筆中の暴露本に使う写真で、今一ついいやつがないので、
みんなで写真を撮るからムヒョクも並べと言っている。
気持ちが沈んで表情の冴えないムヒョクだったが、
そのまんまの憂鬱な顔で、ソギョン、ガルチと並んで写真に収まった。
この時も、ムヒュクは心で呟いていた。
《母さん。今は涙を取っといて下さい。この先流す事になる涙のために。俺のせいで流すであろう血の涙のために…》
ユンの病室に付き添うウンチェは、ぼんやりして、ユンが２度３度と名前を呼んでも気付かないほど。
見かねたユンは家に帰るようにウンチェに勧める。
病院からの帰り道、信号待ちの時、ウンチェは道路の向こう側にムヒョクの声と姿を見る。
笑顔で「ウンチェ！」と呼んで手を振るムヒョク。
しかし、それは幻だった。
実際には、そこに誰もいない。
恋しさのあまり幻を見てしまうウンチェ。
その頃、ムヒョクは高級レストランでミンジェと食事をしながらワインを飲んでいたが、
ロクにミンジェの顔も見ておらず、ちっとも楽しそうではなくて、露骨にガサツに振る舞っている。
嫌そうな顔をするミンジェ。
でも、そんな事はもうど－だっていい。
重い足取りで家路につくムヒョクの後ろをついてくるミンジェ。
ミンジェは今や、ムヒョクに追い縋るグル―ビーのような有様だが、ムヒョクは、全く興味なし。
後ろから戯言を叫んでいるミンジェを無視してムヒョクは家の中へ入る。
すると家では、またもや病院を抜け出したユンが待っていた。
ユンはムヒョクに心臓は要らないと言いに来たのだった。
ユンは「兄貴を犠牲にして生きるくらいなら、いっそ死ぬ。」と言い張る。
興奮して帰ろうとするユンの腕を掴み、ムヒョクは「どうして嫌がるんだ？お前を生かすために、
わざわざ死ぬってわけじゃないし、どのみち死ぬ運命なら、善い事をして天国に行きたいんだ。それも嫌がるのか？」
ユン＞「だったら、他の誰かにやれよ。何で俺だ？ どうして俺なんだよ！」
ムヒョク＞「兄貴だからな。お前は俺の実の弟で、俺はお前の実の兄貴だから。」
ムヒョクのこの言葉に、ユンばかりではなく、外で聞いていたミンジェも目を見張る。
ごめん、愛してる ネタバレ・あらすじ 14話へ。
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