なかなか先に進まないエジプト訪問記。
今日は、あまり知られていないエジプト事情について書いてみたいと思います。
まず気候。
私たちが行った1月は、昼間の気温は20度くらいで、冬の沖縄とだいたい同じような気候ですが、朝晩はとても冷えます。
なので、ライトダウンがコンパクトにたためるのでとっても重宝しました。
エジプトはイスラム圏で、肌の露出は避けた方が良い為、ちょっと暑い時もありましたが、半袖はNGです。
バスの冷房が寒かったりするので、長袖の上着を何枚も持っていた方がいいです。
夏場は40度を超えるそうですし、3〜5月には砂嵐が発生し、交通機関がマヒすることもあるそうなので、冬に訪れるのが1番いいと感じました。
砂漠が多く雨が全く降らない為、大変乾燥している上に直射日光が強いので、サングラス・帽子・日焼け止め・ リップクリームなどは必需品です。
ホテルではWi-Fiが使えますが、コンセントは「Cプラグ」の変換器がないとスマホを充電出来ません。
ホテルによってはコンセントが1箇所しかない所もあったので、3口のコンセントタップを持参すると便利かと思います。
現在、エジプトの治安は安定しています。ツアーのバスには必ず1人観光警察の人が乗ることになっています。
どこの場所でも、3人くらいの警察官が銃を持ってガードしてくれました。
エジプトの入国にはビザが必要で、パスポートの有効期限は最低でも半年以上ないといけません。
観光ビザは、ツアーの場合、旅行会社を通して取得出来ます。
エジプトでは、USドルが使えるので、エジプトのお金には両替しませんでした。
エジプトのポンドを使ったのは、チップの時だけ。
トイレに入るには、ツタンカーメン柄の1ポンド硬貨が2枚必要になります。
チップの分だけ、ツアー会社の人がコインを事前に用意して下さっていて、適宜渡して下さいました。
エジプトでは、トイレにペーパーを流せないんです。水圧弱いし。
なので、トイレットペーパーは備え付けのゴミ箱に捨てるようになっています。
これがなかなか慣れない。
ポケットティッシュやウエットティッシュを山のように持って行ったのですが、チップを渡すとペーパーを少しだけくれるので、持参した半分以上が余りましたが。
外国に行くと日本の良さが本当に分かります。
カードは、JCBが使えないのでご注意下さいね。
食事はツアー代金に含まれていて、飲み物だけ別途支払ったので、1ドル紙幣をよく使いました。
ジュースはだいたい2ドルでした。フレッシュジュースなので、超美味しかったです。
イスラム教はお酒は飲まないそうですが、観光客は大丈夫でホテルなどで「サッカラ」「ステラ」などのビールが用意してありました。
ビールは安いです。
今回のツアーでは、毎日ミネラルウォーターが配られたので、飲み水には不自由しませんでしたが、生水を飲むのは絶対にNGです。
高級ホテルやクルーズ船での生野菜や氷などは問題ないそうです。
それ以外の場所ではNG!
それから、エジプトの交通事情にも驚きました。
2車線の道路を3〜4車線で走っていました(汗)
しかも、バイクも自転車も三輪自動車も馬車も全部が入り乱れて走ってる!
信号機もない!!
以前に、信号機を設置した事があったそうですが、誰も信号のルールを守らなかった為、やめたそうです(汗)
こんな道路をレンタカー借りて走るのは絶対無理だと思いました。
かと言って、電車はほとんど走っていません。
こんな状況だから、横断歩道もない道路を渡るのは、決死の覚悟が必要になります!交通事故も多発しているそうです。
日本みたいに「皆んなで渡れば。。」は通用しないお国です。
日本に住んでいて良かった。
それから、エジプトの風景に馴染み出した頃、建物が変だという事に段々皆んなが氣づき始めました。
⬆︎こんな風にどの家にも屋根がない。。
実は、エジプトでは建築途中だと税金がかからないとの事で、わざと完成させていないんだそうです。
完成してなくても、ちゃっかり住んでる!!
だけど、いくら大きな地震が来ないからと言って、この造りはないんじゃない?って思います。。
すぐに潰れそう。。
やがて、エジプト人の性格も次第に分かって来ました。
テキトー、いい加減、アバウト。。おしゃべり大好き。
ホテルで、壁掛けテレビが曲がって設置されていたのには驚きました。
さらに、ホテルでのナイフやフォークの並べ方もテキトー。フォークがある人とない人がいる!
あんなにゆっくり仕事をしていたレストランのスタッフが、急にテキパキ動くようになって変だと思ったら、上司の人が見に来ていたよ!。。分かりやすい(笑)
お仕事ゆっくりだから、ツアーで行くとレジの前が行列になるのでご注意下さい。
愛すべきエジプト人です♡
だけど私がエジプトで最も感動したのは、ロバさんが朝、ひとりで出勤していたこと!!
ロバさんは、時間になると、持ち場までちゃんと働きに出掛けていくんだそうです。
なんて、健氣なんでしょう。
エジプトのカラスは真っ黒じゃなかった⬇︎
それからエジプトは、砂漠と緑地がはっきり分かれていました。
シンガポールはパームヤシだったけど、エジプトはナツメヤシなんです。
古代エジプトでは紀元前6千年頃にはすでにナツメヤシの栽培が行われていたそうです。
聖書の「生命の樹」のモデルはナツメヤシだと言われており、聖母マリアがナツメヤシの木の下でイエスを産み落としたという記述があるそうです。
ナツメヤシの果実を乾燥させた「デーツ」はお土産としても人氣です。
道路沿いのエジプト人の民家やお店は、こんな感じの家が多かったです。
建物の前にいる子どもたちが、必ずバスの私たちに向かって手を振ってくれるのです。
ナイル川をクルーズしている時もそう。
歓声を上げて手を振ってくれました。
そうそう、船着場に停泊しているクルーザーですが、右端の船まで行きたい時はどうすると思いますか?
陸側の船から順番に、船の中を横切って行くんですよ。考えたものですね。
それから、エジプトは三脚を立てての撮影は許可が必要だそうで、エジプトの女性をカメラで撮影する事もNGです。
エジプト女性をハグなんて、絶対にしてはいけません。
それから、楽器を鳴らすのもダメです。
宗教上の決まりが色々とあるので、お氣をつけ下さいね。
以上、思いつくままに書いてみましたが、また、思い出した事があったら付け足しておきますね。
エジプト訪問の際の参考にして頂けたら幸いです。
一生に一度はエジプトへ!!
エジプトに暮らしていた過去世をお持ちの方はとっても多いはず。里帰りしてきて下さいね。