古代の天体図とクレオパトラ | misaのブログ

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デンデラの「ハトホル神殿」の続きです。

「デンデラの電球」のレリーフを見た後は、ハトホル神殿の屋上に登ります。

泥レンガ造りの周壁と東門⬇︎
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ハトホルの小神殿⬇︎
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そこには、有名な「デンデラの黄道帯」があるのです。

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天の北極を中心とした星座が、直径2mほどの円の中に刻まれているのですが、天井が低くて全体像を撮るのは大変です。

プトレマイオス朝最後のファラオ・クレオパトラ7世の治世のものとされていますが、実はこの天体図はレプリカなんです。

本物は、ナポレオンが切り取って自国に持ち去ってしまい、現在はフランスのルーブル美術館にあるんです。

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12の星座⬇︎
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(⬆︎2枚の画像はお借りしました)

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⬆︎牛の頭にある星がシリウスです。
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シリウスの下にいる人から1年の暦がスタートします。
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36人いますね。

これは地平線の上に現れた星を観測して最初の星が1人目、10日後に現れた星を2人目としているのです。

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最初に現れた星は、10日後に現れた星の上になります。
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そうして10日ごとに次々と星を記録していったのです。

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そしたら、最初の星に一回りするまで36回かかることが分かったのでした。
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でも、1年に5日足りないじゃん。。

そこで、この神話の登場です⬇︎

★ 天の女神ヌトと大地の神ゲブの間に出来た子に生まれて欲しくなかった太陽神ラーは、ヌトに「1年、360日のどの日にも子を産むな」と、無理な命令をした。

そこで、知恵の神トトは知恵を働かせ月と賭博をして、月から時間の支配権を手に入れ、ラーの支配の及ばない新たな5日間を作った。

こうしてヌトは、それぞれの日に1人ずつ子供たちを産むことが出来た。

めでたし、めでたし。

天と地の5人の子供たち、オシリス・イシス・セト・ネフティス・ホルスの誕生★

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そんな意味のある天体図をささっと見てから、建物の外へと出てみました。
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この壁をくるっと回った所に、かの有名な「クレオパトラのレリーフ」があるのです。

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クレオパトラの前には、カエサル(シーザー)との間にできた息子カエサリオンがいます。

クレオパトラのレリーフは、ほとんど残っていないのでとても貴重です。

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すぐ近くにはクレオパトラがジャスミンの香油を入れて泳いでいたという「聖なる池」がありました。

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イシス・ハトホル小神殿⬇︎
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ここの床にどうしても私は目が行ってしまいます⬇︎
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石と石とを連結させる為のこんな形のしめ金、これと同じ技術が世界中の巨石遺跡で見られるのです⬇︎
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(画像はお借りしました)

遠く離れた場所で、どうして同じ技術が用いられているのでしょう。謎です。

また、ハトホル神殿外側のレリーフは彫りが深くてとてもキレイに残っていました。
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両生具有でお腹ぽっこりは、ナイル川の神・ハピでしょうか⬇︎
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お腹にナイル川の水を飲みこんでおり、吐き出すとナイル川が氾濫します。

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本当に見どころがとっても多いハトホル神殿でした。

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ようやくホテルに到着です。

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内部もステキ♡
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そして、夜はGOLDのお店「RADWAN 」さんに連れて行っていただきました。

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ゴールドは高すぎるけど、同じデザインでもシルバーになると、いきなりリーズナブルな価格になるので、「フラワーオブライフ」のペンダントはオススメです。

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これで、やっと観光4日目が終わりです。。まだ半分もいってない。。(泣)

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