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言いたい放題な映画レビュー

映画をみて言いたい放題言っているブログです。映画レビューというより、感想日記って感じです。だから肩の力を抜いて、楽しんで読んでくれるとうれしいです!

 

「ゼロ・グラビティ」は、2013年12月に公開されたアメリカ映画です。

監督はアルフォンソ・キュアロン。主演はサンドラ・ブロック。共演は、ジョージ・クルーニー。

この映画の凄いところは、キャストがほぼこの2人だけという点です。あとは何人か声だけの出演があります。

物語は、宇宙飛行士が宇宙空間で偶発的な事故に遭い、絶体絶命的状況に陥りますが、なんとか知恵を絞って、地球に帰還しようと様々試みるというストーリーです。

その驚きの映像美から公開と同時に話題になり、アカデミー賞をはじめ世界中の映画賞で幾多の受賞を果たしました。

この映画を一言で表すと、ワンカットの長回しが尋常ではない、ということです。

普通、映画はいくつものシーンで分けられ、各シーンはいくつものショット(カット)で構成されます。

ところがこの映画は、カメラが宇宙空間を自在に動き回り、出演者の背中を追いかけて撮り続けます。

見ているこちらまでその場にいるかのような緊迫感です。

そもそもこの映画を撮ったアルフォンソ・キュアロンという人は、うまくCGを使ったワンカット長回しが大好きな監督さんです。

2006年公開の近未来SF映画「トゥモロー・ワールド」などでも、意外な場面で長回しを使い、観客の度肝を抜きました。

「ゼロ・グラビティ」が気に入った方なら、ぜひ「トゥモロー・ワールド」も好きになると思いますので、チェックしてみてください。

とにかくリアリティの固まりのようなこの映画は、スピルバーグやタランティーノからも絶賛されていました。