歯科医師ママやんちゃんです
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30代歯科医師夫婦&5歳2歳boys
むし歯 / 歯並び / 歯磨き など
歯についての話を書いていきます♩
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こんばんは✩⡱
今日も一日お疲れさまでした
今日は、フッ素の利用について
記事にしようと思います
フッ素って??
歯科で使用されるフッ素 ( フッ素化合物 ) は
歯の質を強くしてくれる作用があるので
むし歯予防のためによく利用されています。
実は、歯の表面は
「溶けて→硬くなって」を頻繁に繰り返しています。
この時に
フッ素がお口の中にあることで
歯の結晶構造が変わり、
むし歯菌の産生する酸に対する抵抗力が上がります。
簡単に言うと
フッ素のおかげで歯が硬くなり、
歯が溶けにくくなるので
むし歯になりにくくなるってことです
難しいことは別に良いんです・・・
でも、高校で習う化学の知識があると
なるほどー!となり、実はおもしろい話だったりする。
長くなるので省きますが・・・(*´エ`*)
その利用方法は、
日本では主に3つあります。
フッ素の利用方法
1.フッ化物配合歯磨剤
毎日の歯磨きの際に利用する、
いわゆる " 歯磨き粉 " です。
現在市販されている歯磨き粉の9割ほどに
フッ化物が入っているようなので
利用されている方は非常に多いかと思います。
濃度は高いもののほうが
むし歯予防としての効果も高くはなりますが、
子ども、特に6歳未満の子には濃度の低いものを。
年齢やむし歯のリスクに合わせて、
濃度や量を変更しましょう
2.フッ化物の塗布
歯科医院で直接歯に塗布する方法です。
歯磨き粉よりもフッ化物の濃度が濃く、
むし歯のリスクによって年に1回~数回塗布します。
特に、生えてきたばかりの歯に効果的で
日本小児歯科学会ではフッ化物塗布の時期を
「上下の前歯が生えてきたら」としています。
詳しくは日本歯科学会HPへ→★
こどもたちの口と歯の質問箱には
いろんな情報が載っていますよ〜
時間のある時に、ぜひ。
3.フッ化物洗口
フッ化物入りの洗口液でぶくぶくうがいをする方法です。
1週間に1回~5回ほど行います。
これは、WHOで6歳未満の使用は禁忌、とされていますね。
ただ、日本においてはぶくぶくうがいのできる
4~5歳頃からはフッ化物洗口は可能とされており、
保育園や幼稚園でも取り入れているところがあるようです。
小学校でも取り入れていたりするようですね。
フッ素の利用法が海外と日本では異なる部分があるため
年齢に差が出ているようです。
4歳から使用する場合は、ぶくぶくうがいができることを
必ず確認してからにしましょう。
ちなみに、わたしは患者さんに対して
あまりフッ化物洗口を勧めていません。
特別な理由はないのですが、、
子どもなら学校でやっている場合もありますし、
大人に対しても
歯磨きもフロスもフッ素洗口も、と
いろいろ勧めてしまうと
めんどくさくて逆にやってもらえなくなるかな、と思いまして
フッ素は利用したほうが良いの?
個人的な意見になりますが、
わたしはフッ素の利用は
ほぼすべての方にオススメしています。
( 歯磨き粉と、歯科医院での塗布 )
というのも、
むし歯はできてしまってからでは遅いからです。
むし歯は、風邪とは違って
自分の力で治すことができませんから
※初期むし歯なら、元に戻る可能性はありますが、、
むし歯のリスクが低いようなら
フッ素を利用しない、という選択肢もあるかとは思います。
フッ素は使いたくない!という方も
中にはいますしね。
でも、フッ素って普通に食べ物の中にも入ってるのよ〜!
ただ、むし歯のリスクが本当に低いかどうかは
自己判断せず、ちゃんと調べてもらうことをオススメします。
まとめ
フッ素をうまく利用することで
効果的にむし歯予防ができます。
が、フッ素を利用しているからといって
むし歯にならないわけではありません。
食習慣や歯磨きの仕方の見直し、
定期的な歯科受診なども含めて
お口の状態に合ったむし歯予防が大事ですね
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました
おしまい✩⡱
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