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アナログ録音オーディオの質を変えてしまったと言っても良いメタルテープを試してみます。
メタルテープが出て対応のカセットデッキが強力なハイファイ性能を獲得、エルカセットが憤死、オープンリールも以前のような優位性が無くなり衰退、という流れですね。

メタルが出始めたのは1979年でした、当時はメタルポジション検出孔の仕様が無かったのですが1980年に策定されます。
これは検出孔あるので1980年の MA-R ですね。
初期の MA-R も持っていたのですが行方不明。。

1980 TDK MA-R 46


流石はメタルテープという録再ですが、なんとまあ MA-R においても左チャンネルの出力が低いです。
録音基準信号に続くフリー音源のパワー感・カッチリ感はやはりメタルならではですね、音楽になると左チャンネルレベル低下があまり気にならない、、録音基準信号は333Hzですからそのあたりの中低域に目立つ劣化が起きるのか?

うーむ、1976年以降のカセットテープ全般の経時変化の癖なのでしょうか?

確かにテープの両サイドは丸まるような劣化が出ているようではあります。
メタルテープが出たときに何か読んだのですが、メタルは酸化してない生鉄?を使っているためコーティング出来てないテープ両端から湿気で腐食するなんて話もありましたね。
そういう腐食な気配は無いです。

ヘッド用のパッドもしっかりしてる、磁気テープとのクリアランスも絶妙で高いQCが伺えます。
なんたってヤマハデルタボックスも真っ青のアルミフレームのコンパクトカセットですよ!

とりあえずは、ビンテージというかオールドのカセットテープはこの MA-R あたりまでかな。
この先は for CD みたいなカジュアルなカセットテープが乱立してましたね、わたしもオーディオ休眠期に入るのであまり持っていません。
けっこう処分してしまいましたし。

ただ、左チャンネルのレベル低下が1976年以降のテープで出ている、これはもしかしたら、ここまで色んなテープで出てくるとなると、デッキ側の調整がおかしい可能性もあります。
幸いにも1980年代のきちんとしたミュージックテープがいくつかあるのでそのあたり確認してみようと思います。