2012年5月。

 

 

まだ警戒区域だったころの浪江町で、

 

 

一匹の長毛ちゃんと出会った。

 

そして、月日は流れ・・・同じ年の10月。

 

 

 

 

やっとその子を無事保護したのだった。

 

 

今日、この長毛ちゃんが天国に帰って行ったって

里親さんから連絡があったのです。

 

身体は庭に埋めるけど、被毛の一部を故郷の浪江に

連れて行ってくれるとのこと。

 

実は長毛ちゃん、群馬の里親さんのところに行き、

Queen愛ちゃんと名付けられたんだけど、

抜歯から菌が入り、食道チューブを入れたものの、

周りの肉が欠損して、4年間痛みの中にいたのです。

 

人慣れしていない子で、ケアを嫌がったのが、

最後は里親さんの腕の中で旅立っていったとのこと。

 

愛ちゃんも里親さんも長く苦しい4年でした。

 

愛ちゃんが逝った時間ちょうどに、

吹雪だった浪江の空が10分だけ晴れ渡ったそうです。

 

想えば、愛ちゃんを保護したこの日、

ワタシが猫を捕まえたことを不法行為とされ、

たった一人パトカー2台に挟まれて、警察署に連行され

こんこんと取り調べられ、ワタシは大泣き。

しかもその日保護した猫を全てもとにリリースするように

迫られたのでした。

 

ところが、さあ、捕獲器の蓋を開けるしかないと

なった時でした。

当時レスキューに入られてたある人達の

凄い作戦で、無事猫たちを圏外に連れ出すことが出来た・・・

忘れたくても忘れられない猫のうちの1匹が

愛ちゃんだったのです。

 

当時のブログですダウン

今、冷静になってみると、ワタシもどうかしてるな、

とは感じますけど。

https://ameblo.jp/kuri-koyagi/entry-11390598723.html

飛べなかったら2012年10月28日のブログをご覧ください。