悪いのは自分ではなく○○だ。
なにかあるとすぐ
自分以外の何かのせいにする人がいます。
場合によっては
必要な考え方でもあるので
すべてダメとは言えませんが
過度に何でもかんでも
自分以外のせいにしてしまうのは
やはりよくありません。
だからといって
何でもかんでも
自分が悪いからだ。
と思ってしまうのも
同じように良くはありません。
結局のところ
バランスは必要だし
そもそも
〇〇が悪い
という思考ではなく
「困った。ではどうするか?」
という視点にならないと
根本的に問題は
解決しないのです。
では
我が子を他責思考の人に
しないための育て方って
どうすればいいのだろう?
今日はここについて
書いていきたいと思います。
他責思考を持ってしまう原因は
いくつも考えられます。
なので
これさえやっておけば
大丈夫なのかというと
そうも言い切れませんが
まずはここだけでも
気をつけてほしい部分を
挙げておきます。
一つ目は
親自身が他責思考をやめること。
子どもが行動や思考のパターンを
学習するのは
主に親からです。
だから
「親の顔が見てみたい」
などと言われるのです。
しかも
子どもが学んでいくのは
親から言われたことではなく
親自身が実際に取っている行動から。
だから
子どもが何かしら
してほしくない行動を取るのであれば
まずは自分自身が
無意識にそう取られるような行動を
していないか
振り返ってみることが大切です。
自分では気づいていない
無意識の言動などもありますから
誰か周りにいる人に
訊いてみるのもいいですね。
実際に訊いてみたときに
思わず反論したり
言い訳をしたりしたのであれば
他責思考が出ていると
思ってくださいね。
他責思考や自責思考って
〇〇のせい
にして問題に幕引きしようとする行動
なので
問題解決とか
自分自身や問題自体に
向き合う勇気がなくて
そうしている可能性が
あるのです。
自分に向き合うこと
あるいは
問題に向き合うことって
かなり勇気が必要ですし
場合によっては
見たくないものを見せられたり
気づかされたりすることが
多いのです。
それに耐えられない場合
人は
そこから逃げるように
他責や自責に走ります。
つまり
自分自身の土台が
未熟なままだとも言えます。
ということで
2つ目は
自己肯定感を上げること
です。
といっても
自信を持つとか
そういうことではなく
あるがままの自分を認めること、
自己受容ができるようになることが
大事なのです。
できている自分はもちろん
できていない自分も
自分として受け止め
認めていくこと。
でも「認める」は
ゴールではなく
スタートですからね。
自分自身をきちんと「認める」ところから
自分らしく生きる人生は
始まります。
子育てで
子どもの自己肯定感を育てていくには
まずは土台としての
愛着の形成
そして
子どもの言葉をきちんと受け止めたり
肯定的に認めていく接し方を
継続していくことが
求められます。
うまくできたときだけ褒める
できたことは当たり前だとスルーする
できていないことに対して
しつこく責める
こういうことをしていると
自己肯定感は育ちませんし
子どもの自分に対する認識が
「自分はダメだ」
になりがちです。
できていることも
できていないことも
そのままきちんと認めましょう。
また
子どもの存在そのものを
肯定的に認めていくことも
大切です。
自分は自分でこれでいい。
自分はここに居ていい存在だ。
そう思えるように
育てていくのです。
子育てコーチングは
こういう育て方をするのに
とても有効です。
三つ目が
これも接し方の一つで
「なんで?」と子どもに追及し過ぎないこと。
そもそも
「自分は悪くない、〇〇のせいだ」
という考え方は
親が責めるから
引き出され
形成されていく可能性も
あるからです。
子どもの失敗や
その言動に対して
「なんでそういうことをするの?」
「なんでやらないの?」
と
常日頃から
「なんで?」を連発し
責め続けていたら
本能的に自分を守るため
ある人は他責になり
ある人は自責になってしまいます。
子どもの問題って
親が引き出していることも
かなりあるのですが
「なんで?」で追い詰める
接し方は
子どもの問題を
かなりの確率で引き寄せますので
ご注意くださいね。
訳が知りたいのであれは
責めるような口調ではなく
「話してくれるかな?」
とゆったり聴いてあげるほうが
いいのです。
ただし
普段から「聴く」ができていないと
そもそも話してはくれません。
うまく話せない子には
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どれなのか
どれが近いかを
教えてもらうところから
コツコツコミュニケーションを
取っていきましょう。
焦って強要しても
何もいいことはないのです。
まとめると
・自分自身の行動や考え方を振り返る
・子どもの自己肯定感を育てる
・「なんで?」で追及し過ぎない
となります。
最初にも書いた通り
これだけで
他責思考にならないわけでは
ありません。
けれど
ここは最低でも
実践していただきたい部分です。
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