『薄化粧』
炭鉱事故の裏金を手に入れがっぽり儲けた藤吉は、妻子がいるのに女に手を出す奴。
逆上した妻を手にかけ、
おかあちゃん恋しいよぅと泣く我が子も手にかけ。
妻子殺害の罪で留置場に入れられた藤吉は首を掻き切って自殺を図るが生き延び、脱走。
素性を偽り各地の飯場を転々とさすらい、逃げる人生。
刑事も黙っちゃーいないが、その目を掻い潜るようにして逃走する藤吉。
そんな藤吉は飲み屋を営むちえと出会い、惹かれあっていくが、ほかにも女を作ったり。
なんでそんなモテモテなのか。
キシャー
金持ちの妾になったちえは、藤吉とのつかの間の逢瀬の後、荷物を纏めて藤吉を追いかける。
「一緒に連れて行って」
だが警察は藤吉を逃がしはしなかった。
恋、終了のおしらせ。
実話なんですってよ!
緒形拳、すげーよと思った本作。
松本伊代ちゃんが藤吉を翻弄する小悪魔的な役回りで出てはる。
生足をちらりと出してあざとい誘惑をしてる伊代ちゃんに、うかうか引っかかる緒形拳…。
柳澤慎吾ちゃんが「あばよ」と言わず、それでもなんとなく「人のいい奴」な役をもらってるのは慎吾ちゃんらしい。
大村崑さんの刑事さんは、コツコツやる人っぽくて好感。
藤真利子さんの体当たりの演技。
ちえの薄幸オーラがすごかったです。
当時、飯場でマスクも無しでガガガガガガガと岩盤やら掘削してはったけど粉塵で肺がおかしなるんちゃうんか?
時代やなァ…なんて思った次第。
出典https://www.amazon.co.jp/dp/B006DUI3SM
『君だけが知らない』
山で滑落。
生死の境から脱出したら記憶を失ってましてん。
ウチ、だれなん?
そしてその記憶を失ったせいか、予知ができるようになってしまいましてん。
同じマンションに住む幼女がトラックにはねられることを予知!
同じくJKがKILLされそうになる未来も予知。
ところがそんな事件は起きず、
人は、狂人を見るかのような態度。
おまけに自称旦那が不動産で失敗したっぽいし。
旦那、ほんまは何者なん?
友人が言う旦那像と、うちにいる自称旦那像が違いすぎるんやもん。
まさかうちの旦那…ヒトゴロシやったりして…。
いや、まさかまさか、ありうるかも…。
全ての疑惑の本当の姿が現れたとき。
マジかい!ってなるでしょう。
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あんま期待せずに観たら、
アラララ、アララララ~ン。
それはそういうことやったんか
そうなんか!
ってなりました。
どう見ても、ヒロインの妄想やん?と思わせといて。
繋がっていくんですよ、これが。
それが伏線か!もあるんですよ
ただ、惜しむらくは地味。
残念なことに地味。
タイトルがまさにそれやん!なので、
多くの方に観てほしいかなって思います。
とりあえず今回の映画たちの中で一番インパクトが強かったのは、
緒形拳。
「おがた」繋がりで、
NHKの『笑わない数学』(パンサー尾形が進行役)も、
すっごく面白いから、
数学アレルギーのある方こそ観てほしい!
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