学習院女子中等科の、2024年度帰国子女枠入試の作文のお手本を公開します。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 学習院女子中等科の、2024年度帰国子女枠入試の作文のお手本を公開します。

帰国子女受験.comの齊藤です。

渋谷教育学園渋谷中学の、2024年度帰国子女枠4月編入試験の合格発表が、3月14日(木)にありました。

スカイプレッスン受講生、渋谷教育学園渋谷中学に合格です!

担当は、北海道大学医学部の境先生です。



境先生はブラジルのサンパウロ出身の帰国生です。

中学受験もしているので、算数/数学と英語指導が得意なんですよ。

さて今回は、学習院女子中等科の、2024年度帰国子女枠入試の作文のお手本を公開します。

2024年度帰国子女枠入試では、以下のテーマが出題されました。

・作文(50分 80点)

海外生活の中で、自分を成長させたと感じている経験は何ですか。

どのような経験か、またどう成長したと感じているのか、詳しく説明しなさい。

経験は1つでも複数でも構いません。

原稿用紙には、最大で1000~1100字程度書くことができます。

1、テーマに沿っていること
2、自身の海外経験を組み込んでいること
3、具体的に書くこと

帰国子女枠入試の作文エッセイには、上記3つが必須となります。


サウジアラビアの帰国生に向けて、お手本を書いてみたので参考にしてみてください。

・イントロダクション(81字)

私はサウジアラビアのジッダで3年間暮らしています。

ここで様々な経験を積んだことで、私は変わりました。

私のことを大きく成長させてくれた経験を二つ伝えたいと思います。

ボディ1(449字)

まず、ジッダ日本人学校の運動会の経験です。運動会の経験を通して、チームワークを大切にするようになりました。

ジッダ日本人学校には全校生徒が12人しかいません。

だから、どの学校行事も全員で力を合わせて取り組む必要があります。

特に運動会ではそれが求められます。

運動会を進行させるためには、各演目を準備する係、用具係などたくさんの仕事がありますが、12人ではこれらを分担しきれないため、掛け持ちします。

また、全員がすべての競技に参加します。

たとえば、応援合戦も、リレーも、みんなでやりました。

また、大玉転がしから綱引きに切り替わるときは、12人で協力して大玉を片付けて綱を運びました。

さらに、私は用具係でもあったので応援合戦があるときは衣装を、リレーのときはバトンを走って運びました。

友達の動きを見て先回りをしてサポートをしたり、私も助けてもらったりするのがとても楽しく、良い仕事もできているので、チームワークはとても重要だと思いました。

この運動会をきっかけに、私はチームワークを重視するようになりました。

ボディ2(457字)

次に、サウジアラビアでの雨の経験です。

雨の経験を通して、天気予報を確認するようになりました。

ジッダ日本人学校では雨が降ると休校になります。

サウジアラビアでは雨は年に数日しか降らないのですが、降ると豪雨になることが多いです。

道路は冠水し、それによって人が亡くなることもあります。

だから、サウジアラビアでは雨が少しでも降るとどの学校でも休校になります。

日本人学校では登校してから降った場合はその時点で下校が決定し、家まで送ってもらいます。

また、雨天の日に備えて学校では避難訓練もあり、誰がどの先生の車に乗るかなど、細かく手順が決まっています。

日本に住んでいたときは天気予報を見ることがほとんどなかったのですが、サウジアラビアで雨の恐ろしさを知ってからは天気予報を欠かさず見るようになりました。

サウジアラビアに住むことで、雨は恵みであり、同時にとても危険でもあることが分かったのですが、これはどこの国でも当てはまると思うのです。

だから、日本に一時帰国をしたり、旅行に行ったりしたときも天気予報を確認するようになりました。

コンクルージョン(87字)

以上二つが、私のことを大きく成長させてくれたと思う経験です。

学習院女子に入学後もたくさんの経験を積んで大きく成長したいです。

そのために、何事にも積極的に参加したいと思います。(合計1074字)

試験で作文エッセイを書くときのコツです。

1、イントロ、コンクル―ジョンの書き方を決めておくこと
2、各ボディの構成をそろえること
3、作文エッセイに使いやすい十八番ネタを準備しておくこと
 

試験では、ブレーンストーミングを行った後に、作文エッセイを書くことになりますが、気を付けないと時間が足りなくなります。

作文エッセイの時間が50分の場合、書くのに30~40分は必要となります。

ですから、できるだけ時短で書く工夫をする必要があります。

イントロ・コンクル―ジョンの書き方を決めておいたり、ボディの構成をそろえたりすることは、時短につながります。

そしてブレーンストーミングの時間を短くするために、作文エッセイに「鉄板ネタ」を、最低でも3つは準備しておきたいです。


帰国子女枠入試の作文エッセイに必須の「鉄板ネタ」についてこちらに記載していますので、参考にしてみてください。

ところで、学習院女子中等科の2024年度帰国子女枠入試の作文のお手本はサウジラビアの帰国生のために書きましたが、他の中東エリアの帰国生にもお手本を示したいと思います。

・アラブ首長国連邦ドバイ: 東京学芸大学附属国際中等教育学校
・アラブ首長国連邦アブダビ: 国際基督教高校(ICUSH)
・バーレーン: 立川国際中等教育学校

上記出身で合格した生徒さんの願書やプレゼン原稿を使って、解説したいと思います。




日本時間4月21日(日)15時から開催の、ドバイ、アブダビ、サウジアラビア、中東諸国に住む帰国生が自己PR型の帰国子女枠入試で役立つ学びや気付き「ネタ」を伝授する有料のオンライン勉強会で、東京学芸大学附属国際中等教育学校と国際基督教高校(ICUSH)の願書や立川国際中等教育学校プレゼン原稿を埋設します。

楽しみにしていてくださいね。

ドバイ、アブダビ、サウジアラビア、中東諸国に住む帰国生が自己PR型の帰国子女枠入試で役立つ学びや気付き「ネタ」を伝授する有料のオンライン勉強会のお申し込みは、こちらからです。

では今日も笑顔の一日を!

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