以前から気なっていた英文記事があったのですが、Perfmueファンとしては
かなり受け入れ難い内容だったので「なかったこと」にしていたのです。

ミュージック・マガジンに掲載されていた合評レビューより数倍辛辣です。


しかしながら、「世界進出」が現実なものになってしまった今、

こういう厳しい評価もまた現実


だと言うことを我々は知っておいても損はないかなあと思うので和訳してみました。

個人的には
「広島にいても、いいものを作っていれば向こうからやってくる」
                 ( by Mikiko 先生)

という主張に激しく賛同するタイプなので、今回の「世界進出」はそんなに感激していません。

前回、和訳したロイターの記事にあるように、現在のフォーマットのままで「世界進出に失敗」
(=チャート・アクションがイマイチとか?)しても、ふーん、そんなもんかあ、ぐらいに思って
いればいいかなと。

今のままで十分に彼女たちの魅力・素晴らしさは世界中に(細々かもしれないけど)
充分に伝わっていると思うので。


今回の記事、アルバム評と言うことで苦戦しました(自分の能力の問題かもしれませんが)。
こういうある種の論説文の場合、形容詞の選び方に筆者の主観が特に表れるので、辞書等に
掲載されている意味合い・ニュアンス以上のものがうまく捉えれれているか心配です。

一例を言うと ridiculous .「馬鹿げた」と言うのが一般的な意味なのですが、それを音楽を
説明するときにどんな意味合いなのか、そしてどんな日本語が一番ぴったりくるのかに
悩みました。

誤読、表現上の不備など気が付いた点があればご指摘ください。



アルバム評 JPN / Perume ジャパン・タイムズ 12月8日


by イアン・マーティン(特別寄稿)

3人組アイドル Perfume の新譜に対してあなたがどんな思いを持とう
とも、アルバムJPN が様々な解釈の成り立つタイトルであることに間違い
はない。タイトルの JPN とは東日本大震災後のスローガンなのだろうか?
それともピクサー制作の下らない映画、Cars2における「ポリリズム」
の起用を受けて海外のリスナーに手を伸ばそうとする無駄な試みなのか?
はたまた、最近、彼女たちからエレクトロ・ポップの王座を奪い取った
K-POPアイドル・グループ勢への反撃なのか?

プロデューサーであり作曲家の中田ヤスタカの2011年における他の作品
と照らし合わせてみても、アルバムJPNはJ-POPの主流を巣食っている
病理を間違いなく象徴していると言える。中田自身のユニット、Capsuleの
アルバムWorld of Fantasy は時おり安っぽいところがあったとはいえ、
紛れもない本物の享楽的なダンス・ビートに溢れたエネルギッシュな音の洪水
であり、さらに中田が別に手がけた原宿系ファッションのアイコン、
きゃりーぱみゅぱみゅ には、ペンキの入ったバケツをまき散らしたかのような
ティーンズ・ポップス特有のハチャメチャ感があった。それらと比べてみても 
Perfume はエネルギー源とも言えるサブカル的なニッチを持たないためか、
CMソングの掃き溜めとも言える、無人地帯に一人取り残されもがいている。

「微かなカオリ」を酷評するのはおそらくフェアではないだろう。というのは
この曲は間違いなくPerfume の全楽曲の中で最悪なものであるからだ。
その気の抜けたバラードは、凡庸で商業主義的な90年代後半のJ-POPの
最悪な一面を思い起こさせるが、問題はよりテンポの速い楽曲の中にも見受けられる。
「ねえ」と「Glitter」はノリの良い楽曲ではあるがメロディーが貧弱で、
アルバム JPN に収録されている4つの新曲同様、中田ヤスタカが寝ながら作ったか
のようなシロモノ、といった印象を与える。少女時代による、そのグループ名を
タイトルにしたアルバムと聞き比べてみれば、どちらの方が豊かなメロディーを
兼ね備えているかは明らかだ。

アルバム JPN がもっとマシなものになりえた可能性を示唆する瞬間もいくつか
はある。そうであるのをすっかり忘れてしまうほど彼女の歌声はオート・チューン
で加工されているが、にもかかわらず彼女たちには日本人、韓国人、国籍に関係なく
他のグループにはない形で、聞いて即座にそれとわかる独自のサウンドがある。
「Voice」のサビ部分や、特に優れた楽曲「レイザービーム」(中田がアルバム・
ミックス・バージョンでは過剰なまでに手を入れゴチャゴチャにしてしまったという
欠点もあるが)はJ-POPの名曲の良い例といえる。70年代の歌謡曲と80年代の
テクノポップの要素を取り入れながらもそれらを更新し、懐かしさを呼び起しながらも
あくまで果敢にも現代的であろうとする試みに成功しているからだ。

他の楽曲においても、「ナチュラルに恋して」ではドタバタしたエレクトロ・ファンク
風の新しい試みをしているし、「575」は90年代のJ-POPの典型的バラード
にラップを掛け合わせた、興味深いメロウな作品といえる。しかしながら、どちらか
と言えば凡庸なアルバム最終曲の「スパイス」がそうであるように、何度となく我々は
次のような感想を抱く。つまり、中流階級向けのファッション・ブランドや様々な炭酸
アルコール飲料の宣伝がその究極の役割であるようなポップスを作るのにかかる精神的
重圧が意味するものとは、中田ヤスタカが他の作品で花開かせている革新性や創造性を
見いだすために、何度も何度も表層をはぎとり掘り下げて聞かなければならないという
リスナー側の努力なのだと。



Perfume "JPN"

By IAN MARTIN
Special to The Japan Times

Whatever else you might say about idol trio Perfume's new album, "JPN" is a title fraught with possible meanings. Is it a postquake rallying cry? A doomed attempt to reach out to overseas audiences following the use of "Polyrhythm" in Pixar's pointless "Cars 2" flick? A kick aimed at the waves of Korean idol groups who have recently stolen Perfume's electropop crown?

News photo

Taken in context with producer/songwriter Yasutaka Nakata's other work in 2011, "JPN" is without doubt unwittingly symbolic of the malaise afflicting mainstream Japanese pop. Where Nakata's own band capsule's "World of Fantasy" was a frequently ridiculous but undeniably energetic riot of hedonistic dance beats, and his work with Harajuku style-icon Kyary Pamyu Pamyu was a paint splatter of bubblegum-pop absurdity, Perfume, with no subcultural niche from which to draw energy, are left to flounder in no-man's land, little more than a dumping ground for used advertising jingles.

It's probably unfair to pick on "Kasukana Kaori," because it really is the worst thing in Perfume's back catalog, with its wishy-washy balladry recalling the worst elements of dreary, bloated late-1990s J-pop, but problems remain even among the more uptempo tracks. "Nee" and "Glitter" bounce along nicely enough, but they are melodically insubstantial and, like the four new tracks on "JPN," feel like something Nakata could make in his sleep. Listen to it back to back with Girls' Generation's self-titled album and it's clear which album is the more melodically dense.

There are moments where "JPN" hints at the possibility of greater things. Despite their voices being auto-tuned to near oblivion, Perfume have an instantly recognizable sound in a way that few pop groups do, be they Japanese, Korean or whatever. The chorus of "Voice," and in particular the excellent "Laser Beam" (despite Nakata doing his best to ruin it with this overly fussy album mix), are great examples of classic Japanese pop, taking the sounds of 1970s kayōkyoku and 1980s technopop and updating them in a way that manages to be at once nostalgic and defiantly modern.

Elsewhere, "Natural ni Koishite" breaks the mold with its jerky electro-funk arrangement, and "575" is a curiously mellow take on the 1990s ballad/rap hybrid J-pop formula. Too often, however, as on the otherwise unremarkable closing number "Spice," the pressures of creating pop music whose primary function is selling midrange fashion brands and various alcopops means that listeners must peel further and further beneath the surface to discover the invention and creativity that is in full bloom in Nakata's other work.
























久々の更新。

この1週間ちょっと Perfume さん関連で大変になっていましたが、こんな英文記事が
あることを知りましたので、ちと翻訳などしてみました。

あまり自信ないですが、一応だいたいあってるかなあ?

Perfume ファンの皆様に少しでもお役に立てれればと思いまして。。。


(追記) 急いで訳したせいか、一段落抜かしていました。すいません。

     あと、タイトルの scent という動詞の使い方が scent A with B
だと 「 A に B という香りづけをする」という意味のなので
     記事のタイトルの和訳はかなり怪しいなあ、と朝からずっと悩んでいます。
  
                                  (3月9日夜)



”レコード会社、J-POPグルーブ Perfume に 

               世界規模の成功のカオリを嗅ぎ付ける ”



2012年 3月7日 

マイク・コレット・ホワイト記者

ロンドン(ロイター発)

世界最大のレコード・レーベル、ユニバーサル・ミュージック・グループによると、同社はこれまで
日本のポップ・グループにとって実現困難だった最大の目標 ― 海外チャートでの成功 ― 
を追うために従来とは少し異なる戦略をしかけていく、と語った。

過去に幾度となくJ-POPのアーティストたちが期待の新人として世界舞台で売り出されたが、
そのほとんどがアメリカやドイツ、イギリスといった市場において何の反響も呼び起こすことは
なかった。

専門家たちによると、正確な原因を突き止めるのは困難ではあるが、アジア圏外のリスナーにとって
J-POPの音楽や歌詞は単に分かりづらいものなのだと言う。

従来のレコード会社の戦略といえばJ-POPのアーティストたちに欧米風なサウンドとヴィジュアル
を仕込むこと、特に英語で歌うことやヒップ・ホップやR&Bといったジャンルに挑戦させる傾向が
強かった。

だが今回、ユニバーサル・ミュージックが女性テクノポップ・グループのPefumeを世界舞台に
進出させるにあたっては、それとは正反対のアプローチを取ろうとしている 

― 彼女たちの「日本らしさ」を売りにしようとするのだ。

「我々は彼女たちを現在のフォーマットのまま売り出したい」とユニバーサル・インターナショナル
日本部門の担当ディレクターのカトウ・キミタカは語る。

「私は彼女たちに全部英語で歌わせようとはしないし、彼女たちの方から頼んで来ない限り、グループ
を欧米風に変えようという気はない」と、ロイター社の取材に対し彼は日本から電話で答えた。

「Pefumeの場合、大切なのは近未来的な日本、というイメージなので」

ユニバーサル・グループでは初であるらしいが、同レーベルは今のところPerfumenの
日本でチャート1位を獲得したアルバム、"JPN"を50か国のiTunes で発表するにとどまっている。


”近未来的で、無機質。まるでお人形のような ”


カトウによれば、3人のメンバー(のっち、かしゆか、あ~ちゃん)は将来的には英語を身に着け、
海外でも自分たちを表現するようになるかもしれないが、さしあたって今のところは「神秘的で
近未来的なロボット、もしくはお人形さんのような女の子たちが、レーザー光線を浴びながら見事な
振付を見せる」といったイメージ戦略で行くとしている。

さらに過去のJ-POPアーティストたちの戦略ミスを回避するためにも、彼女たちの場合、
自分たちが一番得意な音楽スタイルにこだわっていかせる、とのこと。

「我々は日本人であり、アジアの一員でもある。R&Bやヒップ・ホップを必ずしも歌える
わけでもないし」、と彼は語った。「我々が得意なことをやればよいのだと思う。それは
ポップ・ソングを歌うことだ。」

20代の彼女たちは時にお揃いの衣装で出演することもあるが、YouTube上の動画では
凝った照明演出に、一糸乱れぬ振付け、そして巨大スクリーンを装備したハイテクなライブの模様を
観ることができる。

Pefumeは2000年に結成。2007年にヒット曲「ポリリズム」でメジャー・ブレイクした。
インディーズ・レーベルの徳間レコードから同グループを移籍させたユニヴァーサル・ミュージック
によれば、同グループは現在までに日本国内で130万枚のアルバムを売り上げている。

カトウは、最近の韓国出身のK-POPアーティストたちの成功、特にここ数か月の間にヨーロッバ
市場などに進出したことが励みになっていると語っている。

しかしながら彼もまた認めるように、Pefumeがアメリカやそれ以外の国々のリスナーに確実に
アピールするような成功の秘訣を見つけ出す保証はない。

ユニヴァーサル・ミュージックはかつて、日本で大ヒットした歌手、宇多田ヒカルに同じような
挑戦を試みたが、海外での結果は期待通りのものにはならなかった。

今回、同レーベルがPerfumeに関してまずはアジア圏内での宣伝活動から始め、続けて
さらに離れた海外での小規模なツアーを行っていくという着実な展開を行っているのも
そのことが関係しているのかもしれない。

「個人的にはこのやり方でうまく行くと思っている。でも、もし失敗した場合には他の日本の
グル―プに苦労はかけさせたくないと考えている」と、カトウは語った。



Label scents global success with Japan band Perfume


By Mike Collett-White

LONDON | Wed Mar 7, 2012 8:05am EST

(Reuters) - The world's biggest record label says it is trying something a little different as it seeks the elusive "holy grail" for Japanese pop -- global chart success.


A procession of "J-pop" acts touted as the next big thing on the world stage have come and gone, most causing barely a ripple in markets like the United States, Germany and Britain.

Audiences outside Asia just don't "get" the music and lyrics, experts say, although pinning down exactly why has proved more difficult.

Labels' strategy has tended to focus on coaching Japanese acts to sound and appear more Western, notably by encouraging them to sing in English and try genres like hip-hop and R'n'B.

Now Universal Music Group plans to do the opposite as it seeks to launch techno-pop girl band Perfume on to the world stage -- celebrate their "Japan-ness."

"We want to sell the package as they are now," said Kimitaka Kato, managing director of Universal International at the label's Japanese division.

"I won't get them to sing 100 percent in English and not Westernize them at all unless they ask us to," he told Reuters by telephone from Japan. "I think with Perfume it's all about that futuristic Japanese image."

In what is billed as a first for Universal, it has just released Perfume's number one album "JPN" on iTunes in 50 countries.

"FUTURISTIC, ROBOTIC, DOLL-LIKE"

Kato said the trio -- Nocchi, Kashiyuka and Aa-Chan -- may learn English over time, enabling them to express themselves overseas, but for now they would play on the image of "mysterious, futuristic, robotic, doll-type girls, well choreographed with laser beams."

And in a bid to avoid mistakes of the past, they will stick to the style of music they know best.

"We are Japanese, we are Asians, we can't necessarily sing 'R'n'B' or hip-hop," he said. "We should do what we're good at -- what we're good at is pop tunes."

In their 20s, the singers often appear in matching outfits, and YouTube footage features high-tech shows with elaborate lighting, synchronized dancing and giant video screens.

Perfume formed in 2000 and had its breakthrough in 2007 with the hit "Polyrhythm." According to Universal, which signed the band from independent label Tokuma, they have sold 1.3 million albums in Japan to date.

Kato said he had been encouraged by the recent success of "K-pop" acts from South Korea who had made limited inroads in Europe and beyond in recent months.

But he also conceded there was no guarantee that Perfume would find the magic formula to appeal to audiences in the United States and beyond.

Universal has tried before, notably with singer Utada who broke chart records in Japan but failed to match expectations internationally.

That may explain the label's gradual approach with Perfume, starting with promotion inside Asia followed by a small "showcase" tour further afield.

"I think it will work, but if it doesn't, I don't want other Japanese bands having a hard time," Kato explained.
















Perfume 新曲 「スパイス」。

ドラマ主題歌にも関わらす Aメロとサビの繰り返しのみの構成。しかも転調しまくり。

YMOオタクや、フュージョン・ブーム真っ只中世代からなる中高年のファンが多い Perfume
ブロガーさんたち
(通称「界隈」)の記事でも色々熱い考察が繰り広げられています。

「スパイスって、あれじゃまるでイエス。プログレとハウス・ミュージックの融合か?」

「あの転調ってシンセのトランスポーズ機能使えばボタン一つで簡単にできるんですよ」

などなど勉強になる記事のオンパレード。

特に音楽制作や作曲技法や歴代のシンセサイザーの特性に詳しいキーボード奏者の方や、
ミキサーやスピーカーなどのPA機器やミキシングに精通した方の Perfume ブログは凄いです。

Perfume ライブ会場に行くと必ずミキシングコンソールの機種や型番を確認したり、
ライブ・レポでは「今日は全体的に ~ ヘルツ(HZ)の処理が弱く低音域が うんたらかんたら~」
みたいなコメント連発だったり。

アイドルグループのライブ会場のミキサーさんの名前まで憶えているファンって Perfume ファン
ぐらいでしょうね。

で、この曲「スパイス」のサビ、中毒性が高し

2:38 の 「だけ~ど」の のっち が最高なのです!


フカキョン主演の金曜10時ドラマ(かなりのB級で視聴に耐えられず)の内容を受けて
この楽曲を作成したヤスタカ氏。

カップリング曲の「GLITTER」は、前作の「レーザビーム」に続いてキリン缶チューハイ
「氷結」のCMイメージソングの発注を受けての作成。

「レーザービーム」でもストレート果汁の商品説明を生かして「すとれいと~」や「シュワり」
などのクライアントさんを喜ばせるフレーズを巧みにちりばめたヤスタカ氏。

さすがの売れっ子、職業作曲&作詞家でございます。


で、今回の「GLITTER」の作成にあたっては「氷結」のアルミ缶独自のデコボコな形状が
発する「キラキラ」効果をモチーフに作詞した模様(?)

さらに2番の歌詞には

   一日の楽しみは 誰にも止められないよ
    今日も 明日も

    白い箱 開けると
    いつもの 棚にある
    キラリ 光る そうさ GLITTER


                            とあり        

仕事帰りに冷蔵庫から「氷結」を取り出し、一杯やりながら Perfume 
動画を検索しまくるのが最大の「一日の楽しみ」だと思われるような
中高年のオッサンを想定。(っていうか、それ俺...)


またもやクライアントさんを喜ばせることに成功したヤスタカ氏。やる~!

まあ、そんな下世話な読み込みもありつつ、Dream Fighter 以降の Team Perfume 特有の
「求道精神ソング」とも取れる決意表明の歌として、さらにはイントロの3人のポーズが「長崎の
原爆像」を思わせるとの指摘もあり、サビ後の「君を祈って~」の箇所は震災の被害者への鎮魂歌なのでは?、
などの多様な解釈が可能なこの曲。

まさに最高の1曲と言える
でしょう。

特に、初回限定盤のみの特典DVD付録のこの PV。

まさに Perfume 史上最強の出来。天女降臨!

PV観て泣いたのこれが初めてです。キモイ。

おそらくすぐに削除されるのでお早めにどうぞ。







(特典映像) 応援ビデオの中で Perfume 振付士の MIKIKO 先生を 「MIKO」と
       発音しているのはファンとして失格だと!ネガティブ・コメントをくらい
       少々キレ気味のこの男、Perfume 444.


       反論コメントを証拠ビデオと共に提出しております。 やっぱ危ないかも。

       さらに怖いのが、LAで彼女たちと遭遇したときの奇跡の一枚をプリントしたTシャツ!

       「私は Perfume に会った!」の文字が...



       MIKIKO じゃなくて MAKIKO って言ってる風に聞こえちゃうよね。
       M(エム)の発音上... どうでもいいか。
Perfume 新曲「スパイス」のPVフル先行公開!

やるな徳間ジャパン!

と、全世界(とあえて言うが)のファンの喜びの声もつかのま…


全米が震撼した
一本の恐怖ビデオが今ここに…


そう、この男。 Perfume 444



ビデオ冒頭、徳間ジャパンへの軽いジャブもありつつ…

"evil Tokuma Japan!"(悪魔 徳間!) ←ナイス・ライミング(笑)


で、PVが始まると、表情は一転。


テーブルの上で踊る3人を見て興奮気味のご様子。

"food fight? food fight!"


お気に入りのあ~ちゃんがテーブルの上でクッションを抱えるシーンでは

"so A-chan!" (まさにあーちゃん、これこれ)


そして のっちのほれぼれするような美しさ にノック・ダウンなご様子だったのですが。。。


問題のシーンは 3:24 あたりからです。




Why did you fuck with Nocchi's hair!

のっちの髪型になんで手を加えたんだああ~台無しじゃあ~


Why did you fuck with it?

Leave Nocchi alone!

I hate you, Tokuma Japan!

You're so evil!


(ワンポイント・アドヴァイス)
 ご本人は、のっちの髪にパーマをかけたのはなぜか徳間ジャパンだと思い込んでいる模様。
 前回も書きましたが、妄想の飛び方がちょっとアレなので、徳間さんもそれからアミューズさん
 もこの愛すべきおっさんに対して、一応セキュリティ対策を講じるべきではないかと思われます。
 (大きなお世話)
   

いよいよ12月初頭に発売される Perfume の2年半ぶりのアルバム JPN。

そのさきがけとして、来週リリースの先行シングル 「スパイス/GLITTER」
の GLITTER がMステでいち早く披露されました。

思えば、震災の影響で 「レーザービーム」のリリースが遅れたりしましたが、
この間、ちょい古いところではディズニー映画 Cars2 での 劇中歌に
「ポリリズム」が採用され、ハリウッドのワールド・プレミアに出席したり、
邦画では「モテキ」への「Baby Cruising Love 」の挿入歌&本人も出演 などの
お茶の間的な話題もあり。

さらには、夏の ロッキンオン・フェスや サマソニ 出演時の圧倒的な人気ぶり
などが伝えられ、ファンとしては話題に事欠かない一年でした。

あ~そういえば Kirin 「氷結」のCMでは「レーザービーム」「微かなカオリ」「GLITTER」
が起用され、なんか今年はやたらと彼女たちをテレビで観る機会が多くて楽しかったです。

2週間前には韓国でのミュージックフェスティヴァルにも参戦。
YouTube 上では観客席から撮った映像が多数投稿されていますが
(韓国のお方はPerfume楽曲を一緒にフルで合唱することが判明し興味深かったです)、

海外ファンと言えばこの方をお忘れになってはいけませんね。


ハンドルネーム Perfume 444 氏


Perfume がハリウッドに渡米した時には、どういうコネ及び情報源があるのか知りませんが、
ワールド・プレミア会場に向かう直前の 彼女たちにちゃっかり遭遇

サインをもらうのはもちろんのこと、3人と肩を組んでのフォト、さらには彼が愛してやまない 
あーちゃんに日の丸ハチマキをプレゼントとやりたい放題。

その後、ハチマキを彼女に渡してしまってからは、逆に自らのファン・パワーの減少を痛感

YouTube 上で毎日のように投稿していたPerfumeへの「メッセージビデオ」が面白くなくなった
と嘆く、どうでもいい「メッセージビデオ」を投稿しまくる日々。

「ハチマキがないと調子が出ないんだ。。。」」
(で、そんな様子をいちいちフォローするさらにダメな俺。。。)


ここから先がある意味「症例」として興味深いのですが、

「ハチマキを返してくれあーちゃん」
 ↓ 
「なんで彼女たちからレスポンスが無いのだ!、こんなに応援しているのに!」
 ↓
 あまりのしつこさにあきれた、他のファンからのネガティブ・メッセージに逆ギレ!
 ↓
「こんなに攻撃されるなら もうメッセージビデオは作らない!」
 ↓
 で、しばらくしてPerfume の新曲情報などをゲット
 ↓
「やっぱ彼女たちは素晴らしい。他人がなんと言おうと俺は応援するぞ!」復活!
 ↓
 2代目のハチマキをゲット、じゃなくて作成。
 ↓
 でも相変わらず、本人たちからのメッセージ(YouTube上の書き込みでもいいようですよ)
 もなく
 ↓
 さらには i-tune などに展開しない Perfume=アミューズ=徳間ジャパン側の
 販売戦略に腹を立てる始末
「徳間ジャパンは自分を含め海外のファンをないがしろするな!」
 ↓
「こんなに応援しているのに、こんなに愛しているのに。。。」深いうつ状態
 ↓
 しばらくして、新曲やアルバム情報などをゲット
 ↓
「彼女たちは女神だ!微かなカオリは最高のチューンだ!」再度復活!
 ↓
(以下省略)

まあこんな感じで、ちょい(?)妄想が行き過ぎているファンにありがちな

繰り返す、愛憎のポリループ 状態 とでもいいましょうか。。。

なんかFBI心理捜査官風のプロファイリングで言うと

「白人男性 独身 30代~50代 離婚歴あり ライフル所有」の シリアル・キラー 

にぴったり合致してしまうような感じがやばいですね(笑)。危ない危ない。。。

ジョン・レノンが好きすぎて(?)射殺しちゃったマイク・チャプマン、
文学的に言うと金閣寺の美しさを永遠のものにするために(?)放火しちゃう系? 

とでもいいましょうか。


で、おとといの Mステ映像を見ながら、新曲 GLITTER を批評。

Beautiful melody! Heavenly! などの形容詞をちりばめながらのコメントを展開。

しかし。。。

楽曲的な評価は意外にも Bプラス。 最後のメロの繰り返しが気に入らない模様。

「(ヤスタカは)最後の箇所でアイデアが尽きてしまっているようだ」 手厳しい!




さらには、テレ朝のカメラ・ワークにも難色を示します。

「カット割りが多くてダンスの全体が観えないじゃないか!むかつく(annoying!)」

コウイウモノニワタシハナリタイ。