♪ コンドルは飛んでいく ♪

 

 

 

午前9時

 

この曲をBGMに

アンデス山脈ツアーは始まった

 

 

登山家であり

山と自然を愛するガイドさんから

今日はコンドルに

沢山遭遇出来ますよ、と

言われた

 

 

天気が崩れるのを察知すると

3000メートル以下まで

舞い降りると言う

(翌日の天気予報は雨)

 

 

先住民達は

コンドルの動きを観察して

行動を取る

 

そうやって

先人は嵐や天災を免れ

コンドルと共存して来た

 

 

 

 

 

成体したコンドルの

体長は1メートルを越し

体重も15キロくらいになる

 

翼を広げると3メートルにも

 

 

その体格ゆえ

他の鳥のような

「羽ばたき飛行」が出来ず

 

翼を広げ

上昇気流や風に頼り

天を舞う

 

 

上昇気流に乗って

アンデス山脈に舞う姿は

何とも優雅で美しい

 

 

 

 

 

彼らの食料源は

大型動物の死体だ

 

 

頭と首に羽が生えていないのは

死体動物に頭を突っ込み

腐敗した肉を食べても

不衛生にならない為だと

言われている

 

 

 

 

 

寿命は50年程

 

雌コンドルに

先立たれた雄コンドルは

食べることを止め

飛行中

命尽きて落ちることもあると言う

 

 

その落下する姿は

自殺にしか見えないそうだ

 

 

 

 

 

逆に

雄コンドルに先立たれた場合

雌コンドルは

新しい伴侶を探すらしい

 

 

 

 

 

天寿を全うするつがいは

一生涯連れ添うという

 

 

 

 

 

アンデス山脈は

東西に750キロ

南北に7500キロ続く

世界最長の山脈

 

 

 

 

 

6千メートル級の山々が聳え

最高峰はアコンカグア

6960メートル

 

 

 

 

 

今日のツアーでは

3千メートルまで(車で)登るので

水分補給・数回の休憩

そして

高山病に効くと言われる

「コカ茶」も飲んでみた

 

それでも息切れ・頭痛は

避けられなかったが・・・

 

 

 

サンティアゴ市内から

車で約1時間半

 

ツアーの目的地は

どうやら中腹にある

スキー場のようだ

 

 

 

 

 

道中、ヘアピンカーブも多く

自然形態を無視して

造られた道のように思えた

 

この道がもう少し北にある

アンデス山脈越え出来る道に

通ずるのかと

ガイドさんに聞いてみた

(サンティアゴからアンデス山脈越えすると

メンドーサと言うアルゼンチンの街に到達する)

 

 

サンティアゴからスキー場までの

舗装された道路は

スキー・観光客誘致のものだった

 

 

自然破壊と言う点では同じだが

人間のレジャーの為だけでなく

せめて先人達が生き延びる手段として

造られた道であって欲しかった

 

 

コンドル生息地(黄色)

 

 

環境汚染

生息地の破壊

 

 

 

自然破壊を許す

社会の罪

 

それを利用する

人間の罪

 

 

同罪かな・・・

 

 

 

ここに絶滅危惧種が

またひとつ

 

 

 

この動画はベルーで撮影されているようですが

コンドル生息地はチリを含むアンデス山脈一帯です

 

 

ブログランキングに参加しています

ご支援クリックお願いします

 


サンフランシスコランキング