それは三週間前の深夜のこと、、、
主人のポールが突然発作を起こして倒れたため
大慌てで救急車を呼び、
そのまま最寄りの街・ギャラップの病院に即入院!
このような発作が初めてだったこと、
また持病があることからCTスキャンやMRIなどの精密検査をした結果、
幸い何の異常も見つからず、数日後に無事退院となりました。
ドクターの見解は
「虫に刺された耳の内部が炎症を起こし弱っていたところに、
乾燥した屋外で充分に水分や糖分を摂らずに乗馬をしていたため、
夜にかけて脱水症状または低血糖が重なり、
脳機能が一時的に乱れたためではないか?」とのこと
病院から帰宅するや、ポールのそばに寄って来る犬と馬達・・・
子馬のマチルダも心配そう・・・
ポールの父親は51歳で心臓発作を起こし逝去したため、
今回の発作が起きた際の私は
「このまま死んでしまうかもしれない!」と大パニックになりつつも、
落ち着いた今では、救急車が深夜の真っ暗道の中、
牧場まで来てくれることがわかって良かったと思えてもいます。
実は彼が入院する一週間前ほどに、
ここヒーリング・ランチのゲストハウスに母子が暮らし始め(*以下)、
そのママが、救急車が夜道の中で牧場をちゃんと見つけられるようにと、
門の前で待ってくれていました。
さらに彼の入院中は、お願いもしていないのに動物達の世話をしてくれた
彼女、、なんというタイミングで越して来てくれたのかと、
感謝と不思議な気持ちでいっぱいです
(*パンデミックで来客も少ないため、
ゲストハウスを賃貸のサイトに投稿したところ、
24時間以内に申し込みがあり、ニューヨークに長年住んでいた
アメリカ人シングルマザーと8歳の女の子が引越して来たばかり )
退院後のポールはいつもと変わらず元気にしているのでホッとしつつも、
今後の再発を防ぐために、水分補給や良質な睡眠など、
今一度生活習慣を見直しているところです。
と同時に、こうした人生の大きなハプニングには、必ず何らかの意味や、天からのメッセージがあるはず・・・
実際ポールには、発作の前から新たな人生のステージに
移行するための意識の覚醒が起きていたのですが、
彼曰く
「パソコンのバージョンアップをするように、
宇宙から色々とダウンロードしていたから、
脳が一時的に電気ショックを起こしたんだ」とのこと。
それを入院中に聞いた時は、
「こんな怖い思いをさせておいて、全くこの人は何言ってるの!?」
と憤慨していましたが、
こうして振り返ると、彼の言っていることが腑に落ちつつあります。
さらに、発作後の様子見期間として、
ポールは6ヶ月間車の運転禁止となり、
代わって日々の運転は私がすることに。。。
馬達の世話も彼の代わりにこれまで以上にし始めたり、
ヒーリング・ランチで働いてくれる人達との日々のやり取りなど、
牧場の女主人としての自覚が一挙に高まる結果となり、
私の中で何かが大きくシフトしてもいます。
ポールはまた、ヒーリング・ランチに越して来た時点から、
”意識的に人々が共に暮らし、サポートし合うコミュニティを創る”と
言っていましたが、一人の時間が必要な私は内心、
「コミュニティなどにしたら、いつも周囲に人がいて落ち着かない」と思い続けていました。
それもまた
「やっぱり人は一人では生きて行けない。
癒しのエネルギーに満ちたこの地をもっと多くの人に公開し、
一緒に生きていきたい」といった心境へと変化・・・
日頃、和道ライフコーチとして、
”人生に起きるチャレンジから学び、
それを成長と進化に昇華させる”
ことを指導させていただいている身としては、
今回起きたことは、私達夫妻にとっては
しかるべきハプニングだったのだとも・・・
世界で長引くコロナ禍、ウクライナの戦争、
そして個人の身で起きた今回の入院を経て、
「生きていること自体が幸せ」と、
五月晴れを見上げつつ、
心から思うようになった今日この頃です。