崖の上に架けられた二つの街を結ぶ石橋をモタリモストと呼ぶ
昔は木で出来た吊り橋だったが、オスマン・トルコ時代に
トルコ人の建築家の設計で造りかえられた
この石橋の両側に町が発展していった
宗教や民族を超えて人々は行き交い、結婚し子どもを育て暮らしてきた
両岸には親戚や友人もいて仲良く暮らしていたはずである
これを壊したのがボスニア内戦で、石橋だけでなく、人々の絆も打ち壊した
現在見られるのは、ユネスコをを含めた各国、機関からの援助金で
復元された石橋だ
破壊され川に落下した石を拾い集めて、足りない部分の石は
建設当時と同じ石切り場から持って来て復元された
内戦のあおりで石橋が壊されたのは、1993年のこと
現在の橋のたもとには、1993年の出来事を忘れないようにと
「'93 を忘れるな」と書かれた石碑が置いてある
復元されたのは2004年、式典にはイギリスのチャールズ皇太子も列席し
盛大な式典が行われ、平和の回復 ・ 訪れとしての象徴として世界中に
アピールされ、2005年には世界遺産に登録された
この歴史地区と石橋は、人間の絆を保って行くべき象徴として
未来の人々に伝えていかなくてはならない役目をも負っているようだ
モスタルの町の入り口は、内戦で破壊された家が残り
お土産に弾丸で造られた戦車も戦闘機があるのが
心が痛い添てんであった
夕暮れのライトアップされた石橋(スタリモスト)が美しい
川沿いのカフェで飲むトルココーヒーが美味しい
このまま平穏な日々であってほしい・・・
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