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前立腺がんオヤジの諸行無常ブログ

還暦の年に前立腺がんが見つかり、七転八倒で生き抜く日々を記したブログ。

前立腺がんオヤジに謹賀新年がついに来た~!!!

 

いよいよ前立腺がんの手術を受ける年になりました。

ほんま、ツイに来た~と言うか、やっと来た~!というのが正直な気持ちです。

思えば、昨年の7月に無料検査の案内を見てなんとなく受ける気になったのが、運の尽き、いやいや前立腺がんと向き合うことになるきっかけでした。
 
 
 

ちょっと昔の話をさせてもらうと、

随分むかし、もう30年くらいまえに前立腺の検査があって、生まれて初めて病院の泌尿器科というところに行ったんです。

検査の前もイヤだなあ~!!!と思っていたんですが、案の定、ベッドにお馬さんの状態にさせられて、

「はい、下を下ろして」

”え、俺の大事なものを見せるの~???” ← 僕のこころの声

この時は若かったので、めちゃくちゃ恥ずかしかったです。

渋々パンツを下ろすと、お医者さんが僕のおしりにやって来て、

「はい、力を抜いて!」

と言ったやいなや次の瞬間、指をグググと黄門ちゃまに入れて、グイグイグイと指をこねくりまわされたんです。
 
 
「ううう!!!痛て~!!! 何すんの?!」
 
という経験をしたことがありました。

そして、今回の件はその時以来でした。
 
 

なんやあ、血液検査だけやん!!!

無料の検査というのが市から来たクーポン券で、30年前の苦い経験があったので、しばらく無視していたのです。

クーポン券ということで、そのお得感が気になっていたんですが、ある日ふとどんな検査が調べて見ようと思いネットと調べたら、単に血液検査だけやん!ということがわかったのです。

なので、もったいないから受けてみることにしました。
 
 
 

えええ、そんなあ~!!!

受けてから数日して検査結果を聞きに病院に行ってびっくりしました。

「前立腺がんの精密検査を受けてください。」
「〇〇病院がいいんじゃないですか。」

全く思いもしない言葉でした。

先生から告げられた検査の結果は、まさに晴天のへきれきだったのです。

えええ、まさか俺は癌なん!?

その検査結果を受け取り、しばらくどうしたらいいのかと悩んでしまいました。

前立腺がんかもしれないと言われても、全く自覚症状がなかったからです。

といっても、もし癌だとしたらこのまま放ったらかしていたら、ひょっとすると死ぬかもしれないという恐怖もありました。

悩んだあげく、幼な馴染みの医者に相談をしたら、〇〇病院は紹介状がないとだめなので、まずは家の近くの泌尿器科病院に行ったらいいと言われ、紹介してもらった病院に行ったのです。
 
 

やっぱり、精密検査を受けないと駄目!?

かすかな期待を胸に行った近所の個人病院。

しかし、無残にも検査の結果は一緒でした。

血液検査、エコーの検査があったのですが、やはり針生検による癌の確認が必要だということで、総合病院を紹介してもらうことになったのです。

しかも、右の尿管に結石の疑いありという診断でした・・・
 
 
 

意を決して総合病院へ

ひょっとしたら癌かもしれない・・・

僕はそのときのことを考えて、必死になって情報を集めることにしました。

インターネットを使って調べまくりました。
  • 日本の病院ではどんな治療をしているのか?
  • 自分の住んでいる市の病院にはどんな施設があって、どんな先生がいるのか?
  • 実際に前立腺がんになった人はどうしたのか?
これらの事を調べていくうちに、前立腺がんについて全く知らなかった素人がだんだん詳しくなっていったのです。

そして、もしものために一番良さそうな病院に行くことにしました。

今から思えば、これが良かった!

今こうして新年を比較的穏やかに過ごすことができているのも、この時自分なりに色々調べて、行く病院を自分で決めた。

これが分岐点だったかもしれません。

昨年の2019年7月のことでした。