誰が乗っても振り落とされるような

そんな暴れ馬のような男だった

市川海老蔵。

 

その破天荒なやんちゃぶりは、

結婚前から聞こえてきていた。

 

そんな海老蔵をすっかり変えた女性、

小林麻央が旅立った。

 

彼女は死という完成形で、

海老蔵を完全に自分のものにした。

 

見事な人生の幕引きだったと思う。

 

勇ましく、強く、本当に強く、

そして、とても可憐な女性だった。

 

彼女の人柄が感じられるブログが

もう見れなくなってしまったことが、

本当に寂しい。

 

 

 

 

 1970年の作品

 

「ある愛の詩」

 

ハーバード大学出身で名家に生まれた

オリバー・バレット4世(ライアン・オニール)と、

イタリア移民の女子大生ジェニー・カヴァレリ(アリ・マッグロー)が、

大学の図書館で出会うところからこの物語は始まる。

ふたりは初めは反発し合いながらも、愛し合うようになる。

やがて結婚を決意するふたり。

 

オリバーは父親と不仲であり、この結婚に反対される。が、

オリバーは強引に結婚。その為、

父親から援助を打ち切られるオリバー。

オリバーが法律学校を卒業するための学費と生活費は

主にジェニーが働いて稼いだ。

貧しい暮らしは続くが、オリバーは優秀な成績で卒業することができ、

法律事務所へ就職が決まりニューヨークへ行くことが決まる。

ようやく貧しい生活から抜けだし、ふたりの新しい旅立ちと喜んだとき

ジェニーは重い病を患っていることがわかり、余命を宣告される。

 

「愛とは決して後悔しないこと」

 

あまりにも有名なこの言葉。

真っ直ぐすぎる愛が、甘く感じたこともあった。

 

人生も半分以上過ぎると、

突然のひととの別れ、病気の宣告

そんな命のはかなさを感じる出来事を知る。

「ある愛の詩」は、

本当の名作なのだと、ようやく理解できた。

 

「愛を後悔してばっかり」の私には、

教科書のような映画なのである。