スキンを「ライラの冒険」に変えたら全体が輝くばかりの黄金色に染まってしまった!
なかなか派手でよいかも♪ あ、いけない、ブログパーツがだぶってるわ。
「ジャンパー」と「ライラ」は同じ3月1日に見たけれど、客席は「ライラ」の方ががっちりと埋まっていたのでびっくり。「ジャンパー」は半分に満たなかったというのに、何故?
どちらの映画もプレミアにはメインの俳優が来日していたけれど、やはりヘイデン・クリステンセンよりもニコール・キッドマンの方が日本では知名度が高くて宣伝効果抜群ということなのかしら。
ヘイデンといえば「スター・ウォーズ」のダース・ベーダー未満のアナキン・スカイウォーカーで有名なはずなんだけど……有名なのはベーダー卿とそのテーマ音楽だけっすか?
「ジャンパー」は現在全米でも公開中で、恐らく全米の興行成績では「ライラ」を上回ると思われるのに、日本では逆なのね、おもしろいわ。
でも実際、アメリカでも「ジャンパー」の売りはヘイデンではなくて監督のダグ・リーマンの方だった。タイトルの前に必ず「ボーン・アイデンティティー」と「ミスター&ミセススミス」の監督による、って枕詞がついてたもんな。
確かにリーマン監督の映像センスは素晴らしい。
「ジャンパー」はジュヴィナイルが原作なだけあってストーリーは単純そのものなのだが、その分余計な枝葉がなくて骨太で痛快な作品に仕上がっている。
「ボーン・アイデンティティー」のような先の読めないミステリーにゾクゾクするというわけにはいかないが、難しいことに頭を悩ますことなくかつて見たこともないような斬新な映像にワクワクしながらのめりこむことができるのだ。
キャラでいえば、ブラッド・ピットのミスタースミスがデイヴィッド(ヘイデン)で、アンジェリーナ・ジョリーのミセススミスがグリフィン(ジェイミー・ベル)に当たるだろうか。超人的な能力を持ちながらも人間臭さを残した者と、オートマシンになりきれる者の対比が監督の好みと見える。ジェイソン・ボーンは一人でその二つを体現していたけれど。
私としては「ジャンパー」の方が絶対的なおもしろさでは勝っていると思った。こんなおもしろい映画、見逃す手はない。暇があったらまた行かなくっちゃ。88分と短いのも、見やすくってよいわ♪