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今年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセンが出演していたのがこの映画、
「イースタン・プロミス」(公式サイトはココ )。

ワタクシヴィゴも好きですが、監督のクローネンバーグも大好きですのでここで宣伝しちゃいます。

この映画のヴィゴはロシアン・マフィアの役のせいか、着ている服がかつてない程現代的かつスタイリッシュで、目もくらむ程完璧に決まっております。コートもスーツもシャツもタイも靴も、ブランド品でぴっかぴか! 今までどちらかというと泥と血に汚れた衣装でその魅力を発揮していたヴィゴが皺一つない上等な服を身に纏い、かつてない程危険な雰囲気を漂わせて観客の男も女も魅了します。残念ながら子どもはダメ、これ、18禁映画に指定されちゃいましたから。

何故18禁かというと、何しろ監督がクローネンバーグですから暴力性もそりゃ強いのですが、それ以上にヴィゴの演じるニコライが、身につけているのはタトゥーだけという姿で激しいファイトを繰り広げるシーンがあるからなのですねー。これ、日本だとやっぱり修正されちゃうのかしら、惜しいな。

とにかく、何をおいても評価されたのはこのシーンらしく、クリスチーナ・リッチなどはヴィゴに「裸の格闘賞」をあげるべきだったと思っているとか(ムービーウォーカーのココ )。


これが観客よりも同業者に評価が高いのは、素っ裸だと代役(ボディ・ダブル)がまず使えないので全部自分で、ワイヤーやら打撃予防のパットやらも一切装着しないまま本気で戦わなきゃいけないという、その苦労が身にしみて分かるからなのでしょう。筋肉の動き一筋さえ誤魔化しが効かないんですからね、いかに体が資本の俳優とはいえ、そこまでやる人はヴィゴをおいて他にいないというのが評価につながってオスカーノミニーにまで持ち上げたのだと思います。


この映画、今のところ公開日は「初夏」としか出ていませんが、関東ではシャンテ・シネでの上映が決まっています。今年のオスカー関連作品が次々と続く興行に「イースタン・プロミス」もその名を堂々と連ねているのですから、ファンとしても鼻が高いです。

主演男優賞の方はぶっちぎりでダニエル・デイ・ルイスが持って行きましたけれど、何のヴィゴだって負けてません。男っぷりなら顔も体もニコライの方が断然上のはず。

「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンと「イースタン・プロミス」のニコライ、似ても似つかぬこの二つの役を一人の俳優がどう演じ分けるのか、これはどうしても自分の目で確かめなくっちゃね。

一日も早い封切りを期待します!