ブログネタ:今年の4/1は「レタモン」フール
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レタモン
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レターとモンキー? 優れた門番? レンタカーの中のタモリ?
レッドキングとピグモンとウルトラマンタロウ?
レレレのおじさんとバカボンのパパとピストルのおまわりさん?(しまった、レとンしか合ってない)
何とも語呂の悪いこの名前、一体どんなものについた名前かといえば……
おお、レモンの上にレタスが生えとる!
それで名前がレタモンなのか、安易な……
などと思っちゃいけません!
単にレモンにレタスの種を植えたって、こんな風には育たない。
レタスの部分もレモンの部分も同様に瑞々しいレタモンは最新のバイオテクノロジーを使って最近ようやく量産のめどがたった進化した植物なのです!
冬虫夏草って御存知ですか?
アレですよ、冬は虫の姿ですごし夏になるとキノコになると言われていた、その実態は昆虫の幼虫などに寄生する菌類。漢方薬に使われたり薬膳に使われたりするアレ(これ
)。
このレタモンはね、その冬虫夏草の仲間なんです。
レモンそっくりの姿で冬眠して寒い季節を過ごし、春になるとレモン部分は土にもぐってレタスの葉っぱを出して植物のフリをする。
そうやっておいて、卵を産み付けようと近づいてくるチョウチョなんかを補食して栄養にするんですよ。だから根っこがなくても栄養充分な瑞々しい姿をしてるわけ。一種の食虫植物なんですね。
実はこのレタモンの凄いところは、食べる虫をえり好みしない点なんです。
レタスの葉っぱにつられてやってくる虫なら蝶でも蛾でも、間違って羽を休めたハエでもトンボでも、何を隠そうゴキブリでさえバリバリと頭から食べてしまう。昆虫に限らずクモでもムカデでもゲジゲジでも来るものは拒まず食うという研究データさえあります。ひょっとしたらネズミぐらい平気で消化しちゃうかも……。
だからこのレタモンのちっちゃい奴を2~3個台所に転がしておくと、充分育ってツヤツヤし出す頃には台所からゴキブリやネズミが一掃されているという仕組。食べ頃になったレタモンはジューサーに放り込んでフレッシュな青汁ならぬ黄緑汁にして飲むと、ビタミンも食物繊維も非食物繊維も一気にとれて健康増進に役立つというスグレモノ。
で、このレタモン、冬虫夏草と一緒で一種の菌類だから、一度台所に導入すると菌糸で勝手に増えます。ふと気づくと冷蔵庫の陰なんかに小ぶりなレタモンが転がっていたりするので、忘れず収穫してジューサーに放り込むように。エサになる虫のない時はレモンの姿で転がってますが、腹が減ったな~と思えばえり好みしないで何でも食べる可能性がありますから。
ペットの猫ちゃんがいなくなったと思って探していたら、見つかったのが漬け物石ぐらいあるレタモンだった、という話も聞きますのでね、小さいお子さんがいるお宅は御注意を。
まあ、見つけるたびに黄緑汁にして飲んでしまえばいいことですので。
ある日目が覚めたら自分が巨大なレタモンに変身していた、ということはたぶんないと思います。
でもまあ、レタモンの方が人間より間違いなく生命力は強いので、アンチエイジングを志す向きには力強い味方かと。子孫増やすのも楽ですし。人間性が残っているかどうかは疑問ですけど。
奇跡の食べ物レタモン。
あなたのお家にも一個いかがですか?