YAHOO! ニュース より
ご冥福を祈ります。
私が子どもだった頃のイメージだと、洋画劇場で「特別大作」みたいな扱いをされる映画に決まって主演してたような気がします。古き良き(?)時代のハリウッドの大スターですね。
彼の映画はほとんどテレビでしか見たことがなくて、私が覚えているスクリーンでのチャールトン・ヘストン作品はティム・バートン版の「猿の惑星」だったので猿になってましたね……。
この時は主演のマーク・ウォールバーグの顔の方が素顔でもよっぽど猿っぽいわ、と思ってたものですが。
本家「猿の惑星」では、それこそ「300」のジェラルド・バトラーの如き半裸で駆け回っている姿を何度となくテレビで見たものです。私にとってのチャールトン・ヘストンは「ベン・ハー」でも「十戒」でも「エル・シド」でもなく、やはりこれに止めを刺しますね。
大人になってから改めて見直したら、「猿の惑星」の主人公が随分と傲慢で思い上がったタイプに見えてびっくりしたものです。子どもの頃はそれが格好いいと思っていたものだったのですが。時代が変わったのか、自分が変わったのか……。
フィクションではなくドキュメンタリー(一応)では、そういえば「ボウリング・フォー・コロンバイン」で取材されていた姿を見ましたね。往年の肉体美はしのびようもなかったけれど、眼光だけは鋭かったような。「猿の惑星」でサバイバルするなら、確かにこういう人でなくてはいけないだろうと感じました。
俳優は死んでも映画は残ります。
それが名作ならば、この先ずっと。
彼の作品で最後まで残るのはどの映画になるでしょうか。
……やっぱり「猿の惑星」だと思うんだけど……(すいません)。