昨日、4月12日からいよいよ「フィクサー」(公式サイトは横のバナーをクリック!)の公開が始まりました♪


いや~、これ、ホント心待ちにしてたんですよ! だって凄くおもしろいから!!


この映画、LA行きの機内上映で見たんですよね。日本語は吹き替えのみで字幕はついてなかったんです。


が!


機内上映って日本公開に先立つ作品も多いので字幕や吹き替えを独自につける場合が多いのですが、それって通常の劇場版やDVDを制作している会社とは別の所が請け負うこともあって、目も当てられないほど下手な字幕や聞くに堪えない吹き替えがついている事もままあるんです。


で!


この「フィクサー」の吹き替えがそれでしたよ。

普段テレビやDVDで聞き慣れている吹き替えとは全く異質な、声優さんのお芝居とはかけ離れた下手な演技もどきが聞こえてきた時には見るのやめようかと思ったぐらいで。


衛星中継のニュース番組等で同時通訳さんが喋ってる、あの独特の調子って分かります?


棒読みでもないんだけど、かといって芝居でもない、同時通訳独自の妙に一本調子な喋り方があるでしょう。あれなんですよ、あれ。あの調子で出てくるキャラが全編喋り通すんです。


念仏みたいなもので、途中でうたた寝しましたよ、あたしゃ。


それなのに、うつらうつらしながら見ていても、演技といえない演技の台詞でも、おもしろかったんです、この映画、目が離せなくなるくらい。


最後の方はもうジョージ・クルーニーとティルダ・スウィントンに目が釘付けで、息も詰めていた程です。

ラストシーンが終わったあと、ほーっとタメイキついたぐらい。映画の醸し出すサスペンスに体全体が緊張していたんですね。


だから日本公開されるのがもう楽しみで楽しみで……何しろ途中居眠りしてたもんで、トム・ウィルキンソンの名演を見そびれてるシーンがたくさんあるんですよ。それを見るまでは夜もおちおち眠れないわ!


ジョージ・クルーニーファンもそうでない人も、この映画はお勧めです。

お暇だったら是非御覧になってくださいませ♪