ブログネタ：どうしても取り戻したい落し物ある？ 参加中本文はここから
私が長い落とし物人生の中でどうしても取り戻したいと願ったもの。
それは真珠のピアスと真珠のイヤリングと淡水真珠のネックレス。
真珠大好きなのに、何故か私とは相性が悪いらしくて、つけるとなくします。
それも気張って本物を身につけた時だけ。貝パール等のニセモノつけてる時は大丈夫なのに、何故？
若い頃、大事な親戚のおばさまが宝石店に連れて行ってくれて
「好きなもの選んでいいわよ」
と太っ腹にもおっしゃってくれたので、お言葉に甘えてしまった本真珠の大粒のピアス。
大事に大事にしていて、東京で友達の結婚式があるというのでお洒落した時につけました。
……実はその時、数日前からお腹が痛くって。
で、場所的に、これは絶対盲腸だなーと確信していたわけで。
でもお医者に行って
「盲腸ですな。はい即入院、即手術」
ってことになったら、結婚式をあげる友達にも札幌から一緒に行くことになっている友達にも申し訳ないから、痛みは気のせいってことにして（←でも実はとても痛かった）知らんぷりしてました。
友達の結婚式は無事に執り行われ、出席者全員が幸せに包まれてパーティー会場を後にしました。
その時はまだちゃんとピアスしてたんです。
その日最終の便で帰るべく空港に向かう途中でピアスをはずし、大切に保管するためティッシュで綺麗にくるんでハンドバッグにしまい込みそのまま空路札幌へ向かいました。
そしてその次の日から私は入院しました。
もちろん盲腸です。腹膜炎寸前。根性あるなー、私（←ばか）。
１０日間の入院を経て帰宅し、数日の自宅静養の後、東京に持って行ったっきりほったらかしておいたバッグをしまおうと中身を整理しました。
そうしたら中にティッシュのゴミがあったので、ソッコーで捨てました。何の気なしに。
それが自分でピアスを大事にくるんだはずのティッシュだったことを思い出したのは、その大事なピアスが家中どこを探してもないことに気づいた時でしたよ……。
ああ、私のばかばかばか！！！
もちろんゴミはとっくに収集車に持って行かれた後。これがほんとの後の祭り。
ああ、今頃私の大事な真珠のピアス（両方）はどこぞの埋め立て地で藻屑となり母なる海の側に戻っているのでしょうか……。
だったらまだ気が楽だけど、どう考えても焼却場なんだよなー、はー。
これは落とした内には入らないのかもしれませんが、最も取り戻したい真珠です。
イヤリングは、これも結婚式につけていってなくしました。
それは私にとってとてもとてもとてもひどくつらい結婚式で、出席するのさえイヤだったのですが浮き世の義理でそうもいかず……。
披露宴で泥酔してトイレでゲロ吐いて寝込んで、家に帰って身なりを改めたらありませんでした。
まー仕方ないか。
でもそれは母がくれた大切なイヤリング（片方）だったのですよ。
次の日恥をしのんで式場に電話したり、帰りに利用したタクシーに電話したりして探しましたが当然出てきませんでした。
きっとトイレの床にゲロとともに落ちてて、清掃員さんに始末されちゃったのでしょう。
かえすがえすも残念です。
今頃はやはり焼却場の煙に……。
誰かが拾って、片方だけでも大事に持っててくれるならその方がまだマシなような気がします（タメイキ）。
生き別れのもう片方のイヤリングはケースに戻して大事にしまい込みました。
もう結婚式に真珠はつけません。
ネックレスの方は、上海旅行の記念に買ったので高額ではないのですがデザインがとても気に入ったものでした。胸元にレース細工のように銀の鎖がかかり、要所要所に淡水パールが散らばってるんですよね。お気に入りのタンクトップにぴったり似合うデザインで愛用していたのです。
でもある日、友達と飲んで騒いで歓楽街をのし歩いている内に気づいたらなくなっていました。
この時ほど自分の胸に谷間がないことを嘆いたことはありません！
もしも私の胸が人一倍でかくて立派な谷間があったなら、留め具が勝手にはずれてすべり落ちたネックレスもその谷間にひっかかって、下まで落ちることはなかったでしょうに！！
現実には真っ平らな私の胸の上を何の障害もなくすべり落ちていったのかと思うと、その方が悔しいです。
というわけで、真珠が大好きなのに落とすのが恐くて買えないでいる私。
今欲しいのはハート型の真珠のピアス。
真珠そのものがハートの形してるんです。
いいでしょ、これ。
田崎真珠の人に聞いたんですが、マベパールを養殖する際の核の部分をハートにすることで実現できたんだそうです。こう説明すると簡単に聞こえますが、実際は技術の粋ですよ。うっとりしちゃいます。
聞けば六芒星の形まで実用化してるそうで（これは注文製作だそうな）、その現場をＮＨＫのテレビででも紹介してくれないかと思いますよ（企業秘密だからダメなんだろーな）。
ハートのピアス、買ってもつけなければ大丈夫だろうか……（←意味ないじゃん）。
※興味を持たれた方は画像をクリックすれば田崎真珠のページにジャンプできます。
