ブログネタ:超タンパクな恋人と、ウザいほどの恋人どっちがいい?
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「ウザいほどの恋人」という表現はまず相手に失礼だと思うのでここでは使いません。
その表現だけでは相手がどんなタイプなのか特定できないしね。単なる寂しがりやさんか、初めて恋人できたので舞い上がってる純情くんか、或いは自分の女の行動を逐一把握していなきゃ気のすまないストーカーか。もちろんストーカーは願い下げ。
とはいえ、今までそういうタイプとは付き合ったことないから、たまにはそういう熱心な彼からのメール攻勢で
「ああっ、私は愛されているっ!!」
という実感にどっぷり浸ってみたいものですわ。たまにでいいけど。
なにしろ今まで私が付き合ったのは淡泊というより面倒くさがり屋の男ばかりで、ほんとこっちが黙ってると何にもしないヤツばかり。
薄々気づいていたけど、そういうタイプの男の本音が今日のアメーバニュースにでていて感心しましたわ。
まあ、正直なお方だこと。
こういう人って、ガンプラ作るのは面倒じゃなかったりするのよね。
んで
「ガンプラと私とどっちが大切なの?!」
と詰め寄ると、口では
「き、きみ……」
とか言いながら目はガンプラの方へ泳いでたりするんだわ。
まあ、男が女にマメなのって、大体において何とかその女性とセックスしようと躍起になってる時だけだから。その欲望が強ければ強いだけ、一生懸命女性に尽くすわよね。
性衝動を解放したいだけなら、別にそんな面倒な手続き踏まなくても自分でとか、お金払って、とか幾らでも簡単な方法はあるので、特定の女性に対して執着するのはやはりどうしてもその人と特別な関係になりたいという欲求があってのことでしょう。
それがなければ女にサービスするのなんか時間の無駄だと思ってる男は少なくないはず。
テレビでゲイの男性が女性について辛辣な事を言うのは、彼らは女性にサービスする必要が一切ないから。女性とセックスをしないですむ、解放された男性の本音がばしばし聞けるってもんです。
彼らがふっと鼻で笑いながら
「女ってバカね」
という時、それは心の底からの御意見。軽い口調で誤魔化しても、透けて見える本心の恐いこと。
特定の女性とセックスしたいという強い欲求、それは恋や愛と言い換えてもいいけれど、それを持たなくなった時の男性がどれだけ女性を蔑ろにできるものか、彼らの本心が教えてくれる。
女性に対するサービスというのは、日に何度もメールをしなきゃいけないとか、休日には人混みでデートしなきゃいけないとか、そういう行為を「しなきゃいけない」ということではないのだ。メールをして欲しい、デートをして欲しいというその女性の願いをかなえてあげたいという気持ちのことである。
その気持ちが根底にあって、初めて欲求は恋愛と呼ばれるのかもしれない。
男性にその優しさを感じることができれば、女性だって安心できるから「~して欲しい」と求めることも少なくなるのではないだろうか。
そうやってお互いがお互いを尊重していれば、「ウザい」だの「面倒」だのといった即物的な感想はあまり表に出さなくなると思うのだが。
しかし現代の男女には古典的な恋愛感は通用しないのかもしれない。
これだけ物で満ち足りた世の中、セックスなんかそれ程重要ではなくなってきても不思議はない。
それでなくても狭い日本の狭い部屋の中には物が満ちあふれ、これ以上他のものを入れるスペースなんかない。
セックスは別に新しい「家」を築かなくても気軽にできるようになったけれど、子どもはそうはいかない。
迂闊に恋人作って子ども作っちゃったら、居心地のいい自分の部屋を出て新しい家に入らなくちゃいけないが、現代日本ではそれは大変お金がかかるし、しかも生まれてくる子どもにとってもいい環境とはとてもいえない。
それを本能的に感じとっているから、現代の若い男女は積極的に子どもを作ろうという感覚が乏しくなっているのかもしれない。
だから女と付き合うのが面倒だという男性はこれからどんどん増えると思う。
そして女性は……そういう面倒くさがりで女性を尊重しない男の遺伝子で孕む心配をしないですむというものだ。
遺伝子が選別される時代はすぐそこまで来ているのだ。