ブログネタ:大ファンの芸能人の熱愛報道、応援する?許せない?
参加中
人はそれぞれですから、私がどうこういう問題ではありませんけどね。
本文はここから
まず、「芸能人の熱愛報道、応援する? 許せない?」という言葉の意味の絞り込みから。
これだけだと「芸能人の熱愛」を応援するか許せないかという質問なのか、「芸能人が熱愛しているのを報道する」のを応援するか許せないかという意味なのか、両方に捉えられるので。
文章全体を読めば「自分が大ファンである芸能人が恋愛していることが報道で明らかになった時、その事実を受け入れて応援できるか、それともファンとしては許せないことか」という主旨の質問であることは大体わかりますがネ。
ただその場合でも芸能人が秘密裏に愛を育んでくれてればファンは知らないから平気でいられるけれど、一旦報道されれば全て明るみに出るので許せるものも許せなくなるという状況も考えられますので。
私は日本の芸能人にはほとんど関心がないのですが、かつて「フライデー」みたいなタイプの写真週刊誌が一世を風靡していた頃、こっそり恋愛しているスター同士とか、不倫している大物芸人とかが矢面に立たされているのを見るたび、プライバシーを保てない芸能人達をお気の毒に思ったものです。特にお相手が一般の人の場合はそっとしておいてあげるべきだと思いましたね。
芸能人だって人間なんだから恋に落ちることもあるでしょうし、それが社会的に許されない相手のこともあるでしょうよ。でもそれは当事者間で解決すべき問題で、第三者が興味本位で取り沙汰すような話題じゃないと思います。
なんて思ってましたけど、一旦自分がオーランド・ブルームのファンになったらそんなこと言ってられなくなりましたね。
とにかく、彼のことは全て知りたい。そのためにならパパラッチの写真でも記事でもゴシップ誌でも何でも追いかけて漁りましたっけ。
ところが、去年のこと、オーランドがパパラッチの車何台にも追跡されたせいで衝突事故を起こすという事件がありました。
私はウェブでかなり早い段階でそのニュースをつかんでいたので、安否もまだわからない内からずっと情報を追ってました。彼がケガをしてたら、万が一死亡事故だったりしたらどうしようと思うと不安でいてもたってもいられませんでしたよ。
英文で上がってくる記事をいちいち読んで、彼自身は無事なことを知り安心する一方、同乗していた女性二人がケガをしたという報道に心を痛めてました。
彼が、衝突した車に同乗の女性を置き去りにしたまま逃げようとした、なんてヒドイ記事をパパラッチがガンガン書いてアップします。あまつさえその際の動画や写真が次々にアップされるんですよ。
その撮影をしていたパパラッチ達のせいで、彼がハンドルを切り損なって事故を起こしたのは明白なのに!
ケガをしている人をほっといて、カメラを構えてくだらない質問をする自分達を棚に上げてオーランドを悪し様に書くパパラッチのサイトには本当に腹が立ちました。
動画を見ると、事故直後のオーランドは軽い脳しんとうか何かで意識が半分朦朧としていたようなのです。ただ事故車から出て歩きだしただけで、彼自身は状況がよく把握できていない様子でした。
そういう人をつかまえて、まるで「事故現場から立ち去る犯人」扱いをするパパラッチサイトにファン達は憤怒さえ覚えたものです。
私は「ファン達」と書きました。
その時パパラッチのやり方に激怒していたのは私だけではありません。
彼のファンサイトで仲良くしているファン仲間は一様に憤り、パパラッチの汚いや方への不満をあらん限りの言葉で書き連ねていましたよ。
その時私はもうパパラッチの画像は追うまいと決心しました。
大手のサイトがパパラッチから買って載せたものについてはどうしても目に入りますからそれは仕方ないとしても、自分でウェブ上のパパラッチ画像を漁るのはきっぱりやめました。
結局、見たがっているファンがいるというのがパパラッチへの需要を生み出しているわけですから、自分がそれを見る限りパパラッチの片棒担ぎをすることになってしまいます。
それでは自分がパパラッチの応援をしているのと何ら変わりません。
需要を絶たねば供給は絶てない。
私はネットで一晩中オーランドの安否を気づかう不安な時を過ごした経験を忘れることができません。
二度とそんな思いは味わいたくないし、その時感じたパパラッチへの怒りをまだ忘れることができないので、パパラッチ等この世からいなくなればいいと思っています。
だからパパラッチ画像は漁らないと決心したのです。
でも他のオーリファンは違いました。
オーランドの事故調査が終わって彼に過失がないことが明らかになる頃には、あんなに文句を言っていたパパラッチ達の撮った彼の画像を喜んで漁ってましたわ。
結局他のファンにとってはオーランド本人の安全とか幸せなんかどうでもよくて、彼の可愛い最新画像さえ見られればそれだけでいいわけです。
「パパラッチの非道さ、その写真をいつも見ている自分のことを考えると吐き気さえ覚えます」
なんて事故当時書いてたことなんてどこ吹く風で、オーランドの顔の映りのいい画像を見ては
「ぱぱら~、グッジョブ!」
なんて書いてるんですからね。
人はそれぞれですから、私がどうこういう問題ではありませんけどね。
さすがにそういうファンとはもう仲良くできないと思いました。
まあそんなわけで、芸能人の「熱愛」そのものは応援するけれども、「熱愛報道」が過熱するのは許せないと思っている自分がいるわけです。
好きな芸能人やセレブの一挙手一投足を目の当たりにしたいという気持ちは本当によく分かるんですけれども、やはり節度を持つ必要があると思います。その線をどこで引くかというのがまた難しいんですけどね。