「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」 公式サイト

この映画の中で描かれていなかった事は、「君のためなら千回でも」に描かれている。





この2作品はいわばあざなわれた縄のようなもので、ソ連に侵攻される前のアフガニスタンの生活の様子は「君の~」で、戦時中の状況は「チャーリー~」で、戦後はまた「君の~」でという具合に見れば、当時の状況がよく理解できる。

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」の一番大事な部分は、一番最後に、アフガニスタンでの戦闘が終了した後の事として描かれている。

その時彼らが下した決断のせいでアフガニスタンがどうなってしまったのか、映画を見ている私たちは知っている。それが遠い世界のできごととしか思えなければ「君のためなら千回でも」を見ればいい。


ちなみに「イースタン・プロミス」でもこの当時のことについての言及がある。「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」は楽しみながら当時の国際政治がどういう状況だったのかを勉強し直すいい機会かもしれない。