ブログネタ:注目の『すり合わせ夫婦』って知っていますか?
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よくもまあ、そんな語感の悪い言葉を
“お互いのことを思いやり、夫婦2人にとってちょうどいいモノを選ぶ夫婦”
“お互いのことを思いやり、夫婦2人にとってちょうどいいモノを選ぶ夫婦”
を表現するのに持ってきたものですね。
それだったらごく順当に「思いやり夫婦」でいーじゃないかと思いますが、まあこの「思いやり」って言葉も米軍への「思いやり予算」なんてヘンな言葉に使われちゃってるから、世間的に憚るものがあるのかもしれないけれど。
でも「すり合わせ夫婦」なんて言葉、上記の説明もなしに聞いたら、その御夫婦が合意点に達するまでに双方どれだけ神経をすり減らしてるんだろ、って心配になりますわ。その結果が吉と出なかったら、さずかしお互いに責任のなすり合いをするんでしょうね。
>夫婦2人にとってちょうどいいモノを選ぶ
っていうけど、すり合わせて妥協点に達した結果のモノって、結局どっちも大して好きじゃなかったシロモノってイメージですわ。それの何が「ちょうどいい」のかはモノによっても違うでしょうが、結局はお互いがお互いのために我慢してるという、どっちにとっても不満足な結果になったらどうするんでしょ?
人の好みは千差万別で、人によっては絶対これだけは譲れないってものもあるから、そういう状況で「すり合わせ」なんて不可能ですよ。面倒になって討論或いは考える事を放棄した方の負け。勝って自分の好きなモノを手に入れた方はそれが「すり合わせの結果」と思って満足しているだろうけど、勝ちを譲った方は実際はそうじゃなかったことを百も承知しているわけで。
親友同士3人でもう一人の親友の結婚祝いを買いに行った時、どうしても意見がまとまらないことが分かったことがありますよ。お互い、親友のために自分の心をこめたお祝いをしたいという気持ちは同じなのに、選びたい品物は決して一致しない。どうしても譲れないことがお互いに理解できたので、結局3人それぞれに好きな結婚祝いを送ることにしました。
一つの品物にかけられる金額は減ったけれども、私達の心はそれぞれ丸ごとプレゼントできたので、全員が満足できる結果になったと思います。
結局、個人にとって大切なモノはその人自身が決めるしかないのだから、一緒にいる人がその人を尊重するならそこは譲るしか本当の意味での解決策はないですよ。どこまで譲れるかは相手次第。ひとつを譲ったら次のふたつは自分がゲットするという風に、「自分が得たいものを得る機会」を譲り合ってやりくりするのが二人が上手くやっていくコツじゃないのかと私は思うわけで。
>お互いのことを思いやり、夫婦2人にとってちょうどいいモノを選ぶ
こんな事本気でいちいちやってたら、いずれ結婚生活破綻するような気がしますけど。エゴとエゴのぶつかり合いを乗り切らなければ人間関係なんて築けませんから。