ブログネタ:犬と猫、どっちが好き? 参加中
本文はここから


猫がいいです、あのしなやかな動き方もハンターとしての攻撃性も大好きです。「キャットウーマン」って映画ができるくらいですもんね。ハリー・ベリー主演にしてはお粗末な内容だったけれど。

キャットウーマンは元々は「バットマン」に出てくるキャラですが、直訳すると「猫女」ですよね。日本だと「ゲゲゲの鬼太郎」の幼なじみに猫娘というのがおります。

アメコミに戻りますと、「超男」とか「鉄男」は動物が元になっているから除外するとして、「蜘蛛男」や「蝿男」なんかも節足動物だからちょっとおいといて、哺乳動物でいけば「狼男」「蝙蝠男」なんかは幅を利かせております。神話だと半分動物で半分人間の姿をした存在として半分馬のケンタウロスとか半分牛のミノタウロスとか脚が山羊のパンとかいろいろいますよね。

しかし「犬男」というのはあまり聞かないようで。
エジプト神話の神様に頭部が犬かジャッカルのアヌビス神がおりますが、これは冥界の神様でして、人間の友達としての犬的要素が非常に薄い感じですね。

犬が活躍する時は、犬として「ラッシー」とか「パトラッシュ」として人間の友達であるか、或いはアニメであったら犬の形のまま直立歩行して喋るキャラクターになっていて、犬の力或いは姿を備えた人間という形での露出は少ないんじゃないかと思います。

それは「犬は人間に飼われてこそ犬としての価値がある」からだと思うんです。
人間に飼われてない犬は「野良犬」とか「野犬」とか「山犬」とか、全く人間にとって価値がないという扱われ方になってしまいます。

人間に飼われるというより家族の一員のように扱われる幸せな犬もいますが、しかしそうであっても猫ほどの自由気ままさは許されていません(愛玩犬は違うかもしれませんが、愛玩犬はそもそも「犬」としての働きは期待されてないような……)。

犬というのは人間の支配を喜んで受け入れる動物というイメージなのですよ。
だから「犬男」という言葉はあまりヒーローチックではない。

「犬」より「猫」の方が好きなのはそれが理由かもしれません。


あ、でも、昔「ドーベルマン刑事」というマンガがありました。「ドーベルマン男」ではありませんが、犬種によってはOKということなのかも。

ひょっとしたらカッコイイ犬の特徴を備えた新たなアメコミヒーローが創造されたら、いきなり犬大好きになっちゃうかもしれないわ。「シベリアン・ハスキー男」とか「アフガンハウンドマン」とか「ラブラドール・レトリーバー仮面」とか……。やっぱいらんわ。