パンダ、見習え!


と言いたくなる程何故か激しいカンフー技が炸裂している「Ong bak(オン・バク)2」のプロモ


これの一体どこがあの「マッハ!!!!!!!!」(Wiki )の続編なんじゃ! と文句の一つもつけたくなるぐらい関連性が見いだせない映像ですが、主演がトニー・ジャーならそれでいいのかと。だったら前作の「トム・ヤム・クン」(公式サイト )の立場はどうなるのさ←舞台がタイじゃなくてオーストラリアだから別物なのよと自問自答。


「マッハ!!!!!!!!」で大事にされてたオン・バク像が造られたのがこの時代ってことになるのでしょうか。続編といっても後日譚とは限らないわけだし。映画でタイの歴史を振り返ろうという企画なのかもしれない。


しかし話としてはジェット・リーがリー・リン・チェイだった時代に一世を風靡した「少林寺」に似た雰囲気のようで。三節棍やら縄ヒョウやらたくさん出てくるので「少林寺2」風味の味付けもなされているようです。


トニー・ジャーのスピードや動きは当時のジェット・リーにも負けないでしょうが、しかしトニーに決して真似のできないこと……それは女装。中国映画は何故か書生(若い色男)に女装させるのが好みのようでジェットも若い頃はよくやらされてたものですが(彼の趣味だったらどうしよう……)、その真似だけはトニー・ジャーにはやって欲しくないと思います。とはいえ、タイは女装の男性が大変美しいので有名な国ですから、トニーだって磨けば光る……いやいやいや。彼が磨くのはアクションだけで充分ですってば。


んで。


プロモ映像だけで、あとは何の情報もないんですけど、ひょっとして残りを撮影する出資者を釣るためのエサなんじゃないでしょうね、これ……。願わくばしっかり作品に仕上げてカンヌのフィルムマーケットにもってって欲しいです。日本の配給さん、買って~!