ブログネタ:何度も見たくなるドラマは?
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2001年にNHKBSで放映されてた海外ドラマです。
これを見ていて感動したあと、ニュースにチャンネルを切り替えたら911同時多発テロが起こっていて、飛行機がビルに突っ込むシーンを中継で見たのが忘れられませんわ。
そんなわけで、911が起こったのが火曜日であることを一生忘れないであろうと言う程、当時は「騎馬警官」が放映される火曜日を心待ちにしてましたね。
これは大変おもしろいドラマで、海外ドラマを見慣れているスレた視聴者にも細部の展開が予測できないため毎回がスリルとサスペンスに満ちていました。
でもそれだけじゃないんですよね。
人間の心の深部をえぐる鋭い洞察と、罪を憎んで人を憎まずという優しさに満ちたエピソードに心を揺すぶられたというのが毎週楽しみにしていた大きな理由です。ドラマを見ている視聴者さえ、大いなる赦しを得るような、そんな粒よりの物語がそこにはありました。
それもそのはずで、後からわかったんですが、これは「クラッシュ」でアカデミー賞をとったポール・ハギスが手がけたドラマだったんですね(参考ページ
)。
「クラッシュ」を見た時、ああ確かにここには「騎馬警官」と同じ思想が根底にあると思ったものです。
それは最近見た「告発のとき」にも感じました。
もちろん「騎馬警官」に主演していたポール・グロスが私好みのハンサムだったというのも心惹かれた理由には違いありません。
この俳優さんは、顔立ちよりも心根の正直さが全身から立ち上っているようで、まさに主役のベントン・フレイザーにうってつけ。吹き替えの声優さんは小山力也さんで、これもぴったり。二人のコラボレーションが醸し出すセクシーさにクラクラして、毎週火曜の午後10時からはテレビにへばりつかんばかりでしたっけ。
このポール・グロスという方、実は才人でして、俳優だけじゃなくて脚本も書けば監督もします。
「騎馬警官」は日本ではさほど人気が出なかったので、NHKは2シーズンしか放映してくれず、大変残念に思っていました。でも好きなドラマに関わっていた脚本家や俳優さんがこうして着実に素晴らしいキャリアを積み上げているのを知って、なんだか自分まで鼻が高い気分です♪