ブログネタ:いい男、いい女の条件って?
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男も女もいい顔してること!
いい顔っていうのは、顔の造作の美醜とは関係ないです。
何かに夢中になって打ち込んでいる人や、目的のために着実に一歩一歩進んでいる人、そうやって積み重ねてきた実績が自分の自信につながっていて、それでいてその時の苦労で他人を思いやることも覚えた人は皆いい顔をしています。
映画の話になりますが、「ナルニア国物語」の主役ペベンシー4兄弟に選ばれた子ども達って、そんなに目立った美形というわけではなくてわりとごく普通の坊ちゃん嬢ちゃんな顔立ちの子ばかりでした。
そのせいか、映画の一作めでは結構「主役というには物足りない」とか何とかいう意見も出ていたようです。
私も実際そう思った部分もありました。ただ、イメージ的にキャラクターにピッタリだったので文句は言いませんでしたけどね。ルーシーのあどけなさとかエドマンドの長男に対するコンプレックスとかピーターの背伸びしている長男ぶりとかスーザンのいやなこともいやとはいわず我慢するお姉さんぶりとか、ほんと、ちょっと頼りない雰囲気の子役達の顔に全部出ていましたもの。
それが第二部の「カスピアン王子の角笛」になると、4人全員が美しく成長した姿を見せてくれたのですよ! びっくりするやら嬉しいやら!!
あ、もちろん彼ら全員が唐突に絶世の美男美女になったわけではありません。顔の造作はそのまま多少大人びた顔立ちに変わっただけなんですが、内側から輝いているものが違うんですね! 彼らが映画の撮影を通じてとてもいい伸び方をしたのが伝わってきました。
特に長男のピーターを演じていたウィリアム・モーズリー君、体も大きくなったけれどそれをしっかりと鍛えていて、体力のみならず精神力の強さも漲っていて、本当に一の王ピーターを演じるのにふさわしい俳優に育っていました。繊細な表情にも磨きがかかり、自分の落ち度で部下を死なせてしまった時の悲しみと苦しさと自戒とそれを認めたくないという自尊心のせめぎ合う表情には見ていて涙がこぼれました。
顔の綺麗さでいえばカスピアン王子を演じていたベン・バーンズ君の方が上だと思うんですよ。彼ももちろん自分の境遇に戸惑いながら成長する王子を演じて見事だったんですが、王様好きの私としては王子様のカスピアンより王様のピーターの方に軍配をあげてしまいます。
第一部では何だかもっさりした兄ちゃんだなあ、なんて思っていた私を許してって感じですわ。この頃はまだおっとりした大人しそうな印象だったんですが、この後きっと持ち前の負けず嫌いさが顔を出したんでしょうね。負けん気の強さで頑張ってきたのがウィリアム君の根性を鍛えてすっかり男らしくなっていました。
こういう男性を私は「いい男」だと思います♪
「いい女」はスーザンを演じたあんな・ポップルウェル嬢。
見た目はごく普通の優しそうな女の子なのに、いざ弓に矢をつがえた途端、殺気に満ちた恐い顔になるのがタダモノではないと思わせてくれます。キーラ・ナイトレイなんかだとそんな顔しても特に驚きはないんですよ、元々気が強そうだしケンカっぱやそうだから。でもアンナは、普段は戦うなんて考えたこともないって顔をしておきながら、いざとなると強い戦闘力を発揮してくれるんですよね。
どれだけ練習を積み重ねたやら!
狙いをつける時の眼光の鋭さは「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラスを彷彿とさせます。
女もやっぱり強くなければ「いい女」とは言えますまい♪
ルーシーとエドマンドはまだ少々幼いので「いい男」「いい女」で語るには早すぎるかな?
次の作品で会うのが待ち遠しいです♪