ブログネタ:あなたの好きなカレーは?
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近所にインド人シェフとスタッフが出している本格カレーのお店があって、そこのランチセットをよく食べるのですが、店内のかまどで焼いたアツアツのナンが出てくるんですよね~。
これが巨大なの!
スーパーでパックにちんまり収まって売られているしゃもじの親戚みたいなナンと違い、ヒョウタンツギの顔ぐらいに大きい!
――え~と、ヒョウタンツギじゃ分かりづらいですね。
う~ん、じゃあ、「スクリーム」の死に神マスクぐらいに大きい!
――もっと分かりづらいか……。
まあ要するに、お面代わりに被ったら人の顔が隠れるぐらいに大きいんです。熱々なんで被ったら顔火傷して大変な事になりますけど。
お餅のようにあちらこちらが膨らんだままの形で焼き上がったばかりのナンはさっくりしていてほのかに甘く、これだけで食べても幸せを感じるぐらい美味しいのです。
で、そのナンをちぎってカレーにつけて食べるんですが、キーマカレーの他にチキン、サグチキン、マトン、豆等の種類があって、どれもそれぞれに風味豊かで甲乙つけがたい美味しさです。
もちろん本場のカレーですから、ルーの粘性が低くて、ごくさらっとしてるんです。濃いスープみたいな感じでしょうか。
そんなに大きなお皿で出てくるわけでもないのですが、ちぎったナンにかなりたっぷり目につけていかないと、一枚食べ終わってもまだカレーが残っちゃうんですよね。これが残すには忍びないほど美味しいんですってばさ!
そこのお店は良心的で、ランチの時はナンのおかわり自由なんです。
でも一人では、そんな団扇より大きなナンを二枚も食べることはできません。
かといって、どんなに美味しくても相手はカレー、見た目がスープの様でも所詮はカレー、残ったカレーをスプーンですくってぱくぱく食べるというわけにもいかないのです。だって辛いし。
辛さは注文時に自分の好みに合わせてオーダーできるので、辛いのが苦手な私はいつも「普通」を選んでますが、それだって甘いナンにつけて食べるから「普通」になるのであって、カレーだけだったら充分辛いんですよ。
こういった葛藤を感じることなく食べられるのがキーマカレーなんですよね。
何故なら「キーマ」は「挽肉」ですから、カレー全体が挽肉そぼろみたいになっていてこれだけはスープ状ではないんです。
ナンにつけて食べようと思ったら、かなり力を入れてすくい取らないといけないので、勢いなくなるのも早い。キーマカレーに限ってはナンよりカレーがなくなる方が早いかもしれないです。
でもナンならね、それだけ残っても美味しく食べられますからね♪
ご飯にかけて食べるカレーは自分で作るのが一番で、どこのレストランで食べても美味しいと思うことがないんですが(だって辛いし)、ナンにつけて食べるカレーは別物。ナンの甘みに鮮烈なスパイスの辛さが溶け合って、お口の中で絶妙な味のハーモニーが広がります。
まあ、本場インドのカレーよりは日本人好みに調整された味なのでしょうが、私にはここのカレーが一番です♪