ブログネタ:海外旅行でのがっかり体験教えて!!
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そりゃ人種差別に遭うことでしょ。
ジャパンマネーをあてこんでるツアーなんかでは日本人はカモとしてある程度大事にされるけど、個人旅行で安いホテルネットで探しただけで予約すると、あからさまに差別されることありますよ。
イタリアを一人で回っていて、これが最後のミラノに辿り着いた時のこと。
ミラノの駅からホテルまで、地図もあるのに全然辿り着けなくて、そこら中をぐるぐる回っていろんな人に道を尋ねたりして(観光に来てた英国人のおじ様達一緒に地図見てくれてありがとう。デリバリー途中だったのに親切に道を教えてくれた移民らしきウェイターさん、本当にありがとう)、ようやくとても分かりづらい道のさらに細い路地に面したホテルを探し当て、重いトランクをよっこらしょと引き上げてチェックイン可能時間になってることを確かめてフロントに行きましたよ。
そのフロントにいたイタリア人のねーちゃん、予約の確認をしたあと、どの部屋の鍵を渡すかホテルの見取り図を眺めてしばし思案にくれたのね。
その見取り図、私からも勿論まる見え。廊下のどこにどんな形の部屋がどのように配置されてるのか一目で分かるの。
ねーちゃんが私の外見を見ぃ見ぃ最終的に判断を下して鍵を渡してくれた部屋って、どう見てもそのホテルの中で一番悪い部屋でした。廊下を遥かにいったつきあたりで、配管が部屋を通っているので壁がその分出っ張ってそれでなくても狭い部屋をより狭くし、しかも形も変で使い勝手が超悪そう。
それでも疲れてたし、イタリア語は喋れないからそれでOKしましたよ。寝る場所とシャワーさえあればいいやと思って。とにかく一旦部屋に落ち着いてゆっくり休みたかったのね。
それでエレベーターでその階までいって、エレベーターホールから一番遠いその部屋まで相変わらず重いトランクをずるずるひきずって、やれやれと鍵をあけて部屋に入ったら、その部屋使いっぱなしのまま清掃の真っ最中!
ふざけんなと思いましたよ。
私がそこで清掃員のおばちゃんに抗議を始めると、おばちゃんまあまあとばかりに私の肩を掴み、そのまま部屋の外へ押し出すじゃないですか。
イタリア語は通じないけれど、ボディランゲージは明白、掃除が済むまで外で待ってろってことですよね。
馬鹿にするんじゃねーよ、コラ! 日本人がおとなしいと思ってなめてんじゃねーや。
"Change the room!"
仮に英語は通じなくても、この剣幕は通じたとみえ、おばちゃんフロントに電話して人を呼びました。
現れたのはさっきのねーちゃんじゃなくて、今度は男性のフロントマン。
清掃中の部屋なんか入れっかい、あたしゃ疲れてるんだ、さっさと部屋を変えやがれ! てな事を通じてるんだか文法的に正しいんだか分からないけど英語でまくしたて、別の、掃除が終わっている部屋に変えることを承知させました。今度はエレベーターホールの側で、形も四角に近くてもうちょっと広い部屋ね。
ってゆーか、そこが空いてたんなら、最初にそこに案内せんか~い!! とさらに腹が立ったんだけど、まあそれは心に収めて。
それまでヴェネチアでもローマでもフィレンツェでもホテルの人は優しかったんだけどなーと思い出しましたよ。みんな笑顔でニコニコして応対してくれた。
で、ふっと気づいたんですけど、それらのホテルでは私も最初からニコニコして「チャオ」みたいな感じで受け付けしてたんですよね。
でも、ここ、ミラノでは疲れていたのでフロントのねーちゃんに対して仏頂面だったかもしれない。
差別されたとむかつく前に、こっちが笑顔で挨拶したら、向こうも笑顔を返してくれるのかも。
そう思って、次の日からは一段と晴れやかな笑顔をそのねーちゃんに向けてみました。
するとねーちゃんもちゃんと笑顔を返してくれるんですよね。
それでその後イヤな思いをせずに、そのホテルで滞在することができました。
まあ、最初に日本人は文句を言わないものだと思われてたのは間違いないですけどね。ひょっとすると私のせいでミラノのそのホテルでは日本人客の評価が下がったかも。「ホテルが扱いやすい客」の評価だから、結局いいカモって言われてるようなものだと思うんだけど。
もっともこんなのは人種差別とは言わないかも。
あからさまな差別を受けたのはフィレンツェのレストラン。
その日はフィレンツェ在住の友達が街を案内してくれて、一緒に晩ご飯でもってことであちこち探してようやく決めた一軒だったので予約はしてなかったんだけどさ。
丁度夕食時で店内は混んでたから、席が空くまで待つのは当然とこちらも思っていましたよ。
でも変なのよね。
後から入ってくる客の方がどんどん先に席に案内されて入っていくのよ。
最初は予約客なのかと思っていたけれど、その内どうみてもフリの客がやってきて、それなのに私達をさしおいてほいほいと店内に入って行くじゃないですか。
なんだ、席空いてるんじゃん、と思って友達と一緒に中に入ったら(つまり店の外で待たされていたのだ)、中から出てきたエラソーなおっちゃんが、イタリア語で何か言いながら私の背中に手をかけてぐいぐいと外に押し出しやがりました。言葉よりも雄弁なそのボディランゲージ、これには席に着いていたお客さん達も目を丸くしていましたよ。
何を言っているのかは分からないけれど、彼が言いたいことはよく分かった。
「ここは白人の店なんだから、黄色い奴らが入りたいなら白人の客が全員入ってそれでも席が空いてる状況になるまで外で待ってな!」
はいはい、よく分かりましたよ。
そういえばその店の連中、男どもはほとんどがネオナチのようなスキンヘッドだわ。白人至上主義者ってワケね。
だったら最初っからそう言ってよ、そうしたらさっさと別の店に行くだけで無駄な時間潰さないですんだんだからさ。看板でもかけときゃいいのよ「人種差別の店」って。
ドアの前にツバでもはいてやろうかと思ったけれど、友達と一緒なんでさすがにそれはやめてさっさと別の店に行きました。
そこはお友達の馴染みの店で、マダムは彼女を抱擁にやってくるわ、マダムの息子もわざわざ顔を見せに出てきてくれるわ、その前の事があっただけに温かい雰囲気に包まれたのが大層嬉しかったです。お料理もおいしかったし♪
しかしここまではっきりと差別を受けたのはこのフィレンツェのレストランが初めてでしたね。
この手の陰にこもった差別は結構あちこちであって、この間テレビで見てたらレポーターの女優がビール一杯飲むのに「あんたは後回し」とばかりにパブの女将にいいだけ待たされてたわ。あんた、それ、差別されてるんだって、いつになったら気づくのよ! 結局最後まで気づかず、ようやく貰ったビールを「おいしい~」って飲んでましたけどね。おめでたい話だわ。それそのまま放送するテレビ局もテレビ局だけど。
東洋人差別なのか、それとも日本人がなめられてるのか、よく分からない部分もありますが、とにかく海外ではこんなこともありますので御注意を。
2008/11/14 03:34
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