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本文はここから 私の知る限りあの赤い袋はずっと17枚入りだったはずなのに! 一気に3個も少なくなるなんて!! 

スーパーの店頭で一瞬立ちくらみがした程の衝撃でした、これは。


アーモンドチョコレート等の大袋の中身も着実に少なくなってるはずなんですが、あれは元々の個数が多いから「少なくなったな」とは思っても「幾つ減った」という具体性に欠けるのでなし崩しに慣れていくため衝撃は少ないのですが、キットカットの場合外袋にばっちり数字で個数が記載されてますからねー。

それまで「17」だったものが「14」に変わる。

それまで「素数」だったものが「偶数」に変わった衝撃です、これは。

大体ですねー、お菓子の大袋ってパーティーパックと言われるように大勢で食べるのを前提としてますよね。
それをあなた、外袋から「17個」だなんて素数を書いちゃってさ、この中身は1人か17人以外では割り切れませんと言い張っちゃってるこの度胸。

パーティーの幹事としては公平に分けられないものはなるべく買いたくないんだけど、と言いつつそれでも買っちゃうキットカットの魔力ってのがね、この「17」という数字に込められていましたわよ。

「17」はキットカットのマジックナンバー、キットカットの魅力そのものだったはずなのに。

それが「14」ですわ。偶数ですわ。「1」と「14」の他に「2」と「7」でも割り切れる。
まあ「7」というのも不思議な数字ですから、ここにマジックナンバーへのコダワリが片鱗なりとも残っているのが窺い知れますけど。でも「17」には負けるわよねー。

というわけで、言うに言われぬ深いショックを受けたのは、決して「個数が減った→高くなった」というのが悔しかったからというわけではないのです。


同じ不二家の大袋のお菓子では長らく同じ味と形を保ち続けていたあの「ホームパイ」の中身が小さくなっているのに気づいた時も衝撃的でしたけどね。 いつもは個包装の袋をあけようとすると、中身のホームパイがいっぱいいっぱいに詰まっているものだから途中で止まってしまって開けづらかったものが、今日は何故か難なく下まですっと切り込みが入る。どれをとっても、何度やっても同じ事。これは今までのサイズだとありえない。すなわち、中身のホームパイ自体の幅が狭くなり小さくなったと結論づけるしかない。
これは悲しかったです。ええ、こっちは端的に量が少なくなったのが。
キットカットもホームパイも、味は変わっていなかったのでこちらも何とか持ちこたえてはいますが。
でも食べるたびに情けないというか、悲しいというか。


ありとあらゆるものが、中身が少なくなったり、材料を変えたせいで味が変わったり、原料の高騰や不景気をきっかけに変わっています。いつも食べていたお豆腐が、名前が変わったと思ったらそれまで1パック400gだったのが350gになっていたとか、枚挙に暇がありません。


スーパーに並んでいる食品でも名前が変われば驚くのに、昨日は慣れ親しんだ映画館の館名が変更になると知ってすっかり魂消てしまいましたよ。

こちらの記事 にも書きましたが、TOHOシネマズのニュース によると

進化する映画館と映画文化の発展を目指して・・・
 有楽町・日比谷に “TOHOシネマズ” が誕生!

TOHOシネマズ株式会社(中央区銀座)は有楽町・日比谷地区で展開する映画館の館名を変更することを決定いたしました。
長年にわたり多くのお客様にご利用いただき愛されてまいりました各劇場ですが、ますますのサービスの強化とともに、さらにお客様に愛される劇場になるためTOHOシネマズのサービスを導入し(シネマイレージ、インターネットチケット販売“vit”)、より"進化した映画館“として生まれ変わります。



<館名変更前> <館名変更後> <変更日>
◆日 劇 P L E X    →  TOHOシネマズ 日劇 2月17日(火)
◆有   楽   座    →  TOHOシネマズ 有楽座 2月10日(火)
◆日比谷スカラ座    →  TOHOシネマズ スカラ座 2月 3日(火)
◆日比谷みゆき座    →  TOHOシネマズ みゆき座 2月 3日(火)
◆シ ャ ン テ シ ネ    →  TOHOシネマズ シャンテ 2月 3日(火)



といういことになるそうで。

それぞれ固有の館名は残るものの、全て「TOHOシネマズ」が先に来てしまうのですよ。

日劇さえも、今まで「シネマ・コンプレックス」の「プレックス」の部分を尻尾につけて普通の「シネ・コン」とは違うんだよとアピールするのをやめて、TOHOシネマズの傘下になってしまうのですね。何か戦に負けた戦国大名が城を明け渡すような雰囲気ですわ。

日劇は、同じ名前の劇場が私の育った札幌にも昔あって、映画館の代表として幼心に刻みつけられた名前なんですよね。

大人になって東京に出てきて、「おお、これが本家本元か!」と感心したのを覚えています。遠くからでもビルに「日劇」と書いてあるのが分かるので、私が迷わず行ける数少ない劇場でしたし。

現在の映画館というか施設は実際上すでにシネコン化しているので、今回の変更は本当に名前と係員の制服ぐらいなものなのでしょう。予約システムが "vit" になるのは、TOHOシネマズ会員にとっては楽になるので有り難いです。

でも慣れ親しんだ名前がその独立性を失ってしまうのは寂しいですね。
まあ日本人、最近の市町村合併やら銀行の統合等でもうそういうのは慣れっこだから気にしないかもしれませんが。

日本から「映画館」というものがなくなる日も近いのかもしれません。
その頃には「キットカットミニ」が10枚入りになったり、ホームパイは個包装一袋2枚入りだったものが1枚しか入ってなかったりしているのでしょう。

――それでもこれらのお菓子自体は残っていると思い込んでるあたり、私って甘い?