ブログネタ:飲んだ後食べたいものは?
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アルコールは、飲んでから12時間ぐらいで分解され、中性脂肪となって肝臓の周囲にたまってきます。これを分解するのに必要なのはタンパク質。
だから一晩中飲み続けてアルコールがたまりにたまった体が「何か食べる物を体に入れて!」と脳に信号に送ってそれが食欲となって感じられる時、具体的に欲しているのは「タンパク質」のはずなんです。
その時、「タンパク質を含む食品」として脳裏に浮かぶ食べ物が人によって「ラーメン」だったり「ハンバーガー」だったり「牛丼」だったり「汁物」だったりするわけですね。
ちなみにアルコールは加水分解されるので、同時にお水も大量に必要になります。ウィスキーを生で飲む時チェイサーが必要なのはその理由。別にこれはウィスキーに限らなくて、アルコール度数が高ければその分必要な水分量も増えるのは自明の理ですね。
「ラーメン」とか「汁物」を欲する人というのは、恐らく大量にアルコールを摂取したため、水分とタンパク質を同時に求めた結果の答えなのでしょう。本人の嗜好によって必要な物が微妙に歪められていますが。特にラーメン。肝心なタンパク質は焼き豚一枚ぐらいで(店にもよるけど)あとは炭水化物と脂肪分、スープは水分だけど塩分高濃度とくる。がこんなものを酒飲んだ後に毎回食ってたら、直行脂肪肝でしょうな。若い内はいいですが、年齢と共に運動量と基礎代謝が減るにつれて、メタボへの道まっしぐらです。
「汁物」にはいろいろありますが、味噌汁で具が豆腐と青物だったりするとタンパク質も水分もビタミンも同時にとれて大変よろしいのではないかと。ただどうしても「汁物」は塩分をとりすぎてしまうきらいがありますから、注意しなくてはなりません(これは高血圧の心配だけど)。
「牛丼」「ハンバーガー」、どれも牛肉のタンパク質を体が求めた結果でしょうが、各チェーン店にもよるものの、これらの食品もタンパク質と脂肪が手に手をとってやってくるようなものです。しかもご飯やパンといった主食の炭水化物までついてくる。これは、一晩飲んで朝になってるから朝ご飯も一緒に食べてしまえという合理的な考えの結果かもしれませんが、アルコールは糖で、それもすでに必要以上にとっているんだから、朝食用に新たに糖(炭水化物)摂取する必要ないじゃんとも思いますね。
それなのにどうして食べちゃうのか。
体には必要ないどころか、不必要なもの、下手したら害さえ与えかねないものなのに、どうしてアルコール飲んだ後って食べたくなるのか。
それはアルコールに心理的な抑制を外す効果があるから。
分かっていてもつい食べてしまう、これが恐らくアルコールの最も危険な点でしょう。
自分がすでにおなかいっぱいで苦しいのにも関わらず、食べたいと思ったら食べちゃいますもんね。
そういう時は牛乳を飲むとか、プレーンヨーグルトを食べるとか冷や奴を食べるとかが一番いいんだと思います。
だから、一番いいのは、一晩飲み明かしたら全員で近くの24時間営業のコンビニにゴー!
どうしてもラーメンが食べたい人はカップラーメンにお湯をいれてもらえばいいし、ハンバーガーやサンドイッチやお弁当も買えるし、もちろん牛乳も飲める。冷や奴は難しいけれど、スプーンを貰えればヨーグルトだって食べられる。
何より、食べたいものでどこに行くのか揉めないですむ!
そして食べたくない人は食べないでもいいのです。雑誌でも立ち読みしてればいいんだから。
日本っていい国ですね。