ブログネタ：新人にひとこと
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「上司が好みそうなものを出そう」
「全然良いとは思わないけど、お客さんが言った通りのものを提出しよう」
これができないと通用しないんですよね。
上司もお客さんも大抵の場合欲しいのは
「黙って自分の注文通りのものを提出することができる人」
であって、自分に逆らう人間や、注文と違うものは欲しくない。
＞「上を見るだけの人間になるな！」と新人の皆さんにお伝えしたいです。
言いたい気持ちはよく分かりますが、現実的ではないですね。これを読んだ新人の皆さんが言葉を真に受けて額面通りに受け取らないことを祈ります。
何しろ今、未曾有の不景気ですからね。
つまらないことで評価を下げて、真っ先にリストラ解雇の対象になんかされたらたまりません。
たとえ有能で仕事がばんばんできたとしても、会社そのものが立ちゆかなくなれば一斉整理解雇で退職金もロクに出ないという世知辛い世の中です。混んでいるのはハローワークだけ。
そういう時には仕事さえ貰えるなら何だって「忍」の一字でしか堪え忍ぶことしかない。今現在、私達が生きている社会は「上を見るだけの人間になるな！」なんて理想を追求できるような状況ではないこともわきまえておくべきでしょう。
＞仕事って始める前は「面白いことやりたい」とか「社会のためになりたい」とか考えるものです。
確かにね。
でも趣味じゃないのなら、第一の目的は「生活費を稼ぐこと」でしょ。
「面白いこと」や「社会のためになること」ができて、さらに自分の消費生活も充分まかなえるならそれが一番ですが、世の中ままならないものです。
たとえ「自分の好きなこと」を仕事にしても、仕事場でどうしても自分を殺さなければならない場合はよくあります。
そういう時でも我慢して仕事は終わらせなければなりません。
舞台が終わっても何の達成感も得られない事だってありますよ。
それでも、それで生活費が稼げると思えるなら、まだマシだと思わなきゃ。
街には仕事も住む場所も失ってホームレスにならざるを得なかった人をあちこちで見かけるようになり、そういう方々の中には貧すれば鈍するで犯罪に走る人もいます。当然治安は悪くなる。
そういう中で運良く仕事に恵まれたなら、まずその仕事を失わないように努力することです。
理想を実現するのは食えるようになってからでも遅くありません。
志なんか幾ら高くたって、仕事貰えなきゃしょうがありませんから。
