『デスノート』シリーズのスピンオフで、松山ケンイチ主演の『L change the WorLd』が、全米400館で上映される。
『L change the WorLd』全米上映イベントの告知ポスター
特別イベントとして今月29(水)、30(木)の両日午後7時半(現地時間)から、ファンの多様なニーズに応えるため、29日は字幕版、30日は吹き替え版を上映。主人公・Lの声は、米で放送中のアニメ・シリーズで声優を務めているアレッサンドロ・ジュリアーニが担当した。
今回のイベントは、同作の米国配給を手がける米ビズ・ピクチャーズが、米劇場広告エージェンシーのNCM Fathomとともに、2日間限定で企画。このコンビは昨年5月に、全米300館で『デスノート』前編を上映し、2日間で6万5000人を動員した実績がある。
「デスノート」ブランドは、米国でも安定した人気があり、37エピソードあるアニメ・シリーズは、ケーブルテレビで毎週、数100万人の視聴者を魅了。DVDや「13冊目の『DEATH NOTE』」と銘打たれた公式解析マニュアル「DEATH NOTE HOW TO READ 13」(ビズ・メディア刊)も好評を得ている。
「デスノート」ブランドの人気に加え、『ザ・リング2』で米国進出を果たしている中田秀夫監督の知名度や、ビズ・ピクチャーズの堀淵清治社長が「有望な日本人俳優」と米国ファンにアピールする松山への現時点での注目度がこの興行でわかる。結果が期待される。