「夏時間の庭」公式サイト  (コンテンツのギャラリーが豊富)


これも5月公開と銘打たれてからなかなか日取りが決まらなかった一本ですが、ようやく16日に決定したようです。何故かタイアップキャンペーンの初日プレゼントのページの方に先に出ているようで……(こちら 。パンが美味しそう♪)


この作品はオルセー美術館開館20周年記念作品だそうで、予告編を見ただけでも数々の美術品が実際に生活の中でどのように使われたのかが手に取るように分かるので、その美しさと実用性に目を丸くして見入ってしまったものです。それでずっと公開されるのを待っていたんですよね♪


実は3月に行われたフランス映画祭2009でも上映されたのですが、忙しくて行けずじまい。


さらに実はつい先日の4月5日まで東京都美術館で開催されていた「生活と芸術 アーツ&クラフツ展 」の記念映画会でも上映されていたのですが、そんな素晴らしい企画があったことも知らない内に終了しておりました(号泣。「オスカー・ワイルド」も上映されていたのに)。4月になってようやく美術館に行く暇ができて調べた際に初めて気づいたという次第……。2月だったなんて、あんまりだわ!(その頃はこの映画の存在も知らなかった)


さて、この「アーツ&クラフツ展」で大々的にフィーチャーされていたのはウィリアム・モリスなのですが(参考サイト )、その同じ運動に関わったルイ・マジョレルの作品がこの「夏時間の庭」に出てくるのですよ(こちら )。この時代に制作された家具には非常にモダンな物が多く、そのデザインを見ているだけでゾクゾクしてきます。


本来なら本物を見たいところなのですが、オルセー美術館に行く機会が残る一生の内にあるかどうか甚だ疑問なので(日本での展示はひょっとしたらあるかもしれない)、これはぜひ映画で見ておこうと思ってます。


美術館でガラスケースやパーテーションの中に展示されているのと違い、映画の中ではそれらの美術品は実用品として使われているのですよね。家具や調度のデザインというのは実用性があって初めて生きてくるものですから、その様子を目の当たりにすることができるのは願ってもないことでもあるのです。


2月と3月はダメでしたが、5月ならなんとか!

三度目の正直めざしてがんばります!