この下の記事で紹介した「カムイ外伝」にも出ているはずなのに(スガル役)、
そのチラシには全然お顔の出ていなかった小雪さん、こっちはバッチリです。
小雪お姉さま、美しいです♪
この図柄だと小雪さんが切りひらいてるのは運命じゃなくてチョン・ジヒョンちゃんの背中のようですが。
女性剣士(?)が刀を持ってカチコミかける映画にはミラ・ジョヴォヴィッチの「ウルトラヴァイオレット」や、香港映画の「クローサー」がありますね♪
「クローサー」には目下「レッドクリフ」でも腕の立つ女性を演じているヴィッキー・チャオちゃんと、私の大好きなカレン・モク姐さんが出演しておりまして、この二人が戦う姿は文句なく美しかったです。強そうに見えるかどうかはさておき、日本刀を構えてもそれなりにサマになって見えるところがエラかった!
こちらチョン・ジヒョンといえば「猟奇的な彼女」でキョヌのほっぺたをひっぱたいていたのが印象的ですが、刀の腕前の方はどうでしょうか。
チラシ(クリックで拡大)の出演者欄にはなんと倉田保昭氏(Wiki )のお名前が!
誰あろう、この倉田保昭氏こそ、上記の「クローサー」でヴィッキーとカレン二人相手に死闘を演じ、その死闘をリアルなものとして観客に見せてくれた立役者でございます!
現実に戦ったとしたら、恐らく左腕一本ぐらいでヴィッキーとカレンなんてねじ伏せてしまえるであろう実力の持ち主で、そのただならぬ実力は存在感だけで倉田氏が画面上の他の男キャラを圧倒してしまう程。たぶん、動きのひとつひとつが違うのでしょうね。無駄がないというのか、腰がすわったままというのか。セリフも少ないし、普段の表情は水のように静かなのに、そこに居るだけで威圧感ですよ。
その倉田氏が、真剣そのものの表情でヴィッキーやカレンと戦うことで、この二人が彼に見合うだけの戦闘力を備えているものと観客は認識させられるんですね。
もちろんワイヤーアクションなどの特殊効果も使われてはいるのですが、この3人、女二人対男一人の戦い外気を呑む程の迫力に満ちているのはひとえに倉田氏の演技力とアクションの賜なのです。スクリーン上で文字通りの真剣勝負が繰り広げられているのを、観客は固唾を飲んで見守るだけ。
決着がついた瞬間なんて、見てる方もほーっとタメイキをついて力が抜けてしまいますよ。
その倉田氏が出ているなら、この「ラストブラッド」もおもしろいに決まっている。
少なくとも私はそう思います。
監督はジェット・リーの「キス・オブ・ザ・ドラゴン」を撮ったクリス・ナオン。香港以外でジェットが主演した映画の中で一番よかったのが私にとってはこの作品だったので、ついつい期待が高まります。
公開は5月29日。
襟を正して待ちましょう。