プレゼント付きの試写会はたまにありますが、プレゼン付きの試写会というのは初めて経験しました。
何のプレゼンかというと、ただいま「消されたヘッドライン」公式サイトでは
このバナー↓に書かれている架空の「ワシントン・グローブ社 日本支社」に
記事を載せてくれるブロガーさんを大募集中なのですね。
で、上映前の館内放送(?)でその旨は伝えられていたので、予告編の上映が終了した段階で舞台上に宣伝部のスタッフとおぼしきごく普通の若い男性が二人程登場して来た時も別にびっくりはしなかったんですが、彼らの上がる壇上には映画を映すスクリーンが横一杯に広がってるわけですから当然それを使ってプレゼンするものと思いますわね。最近流行のパワーポイントか、それとも映画(配給)会社で開発した独自のシステムを利用するのか……注目はつい男性コンビではなくスクリーンに向かってしまいます。
ところが!
と・こ・ろ・が、最初に一人が口を開き挨拶から始めたのですが、どうもこの二人のコンビの雰囲気にはただならぬもの漂っているのですね。なんというか……大学のサークルでお笑いやってました的なノリとでもいう、妙にアットホームな緊張感。人前に立つのは慣れてるけど、でもこんなことやるのは初めてかも、みたいな不思議な雰囲気。それあたかも「お笑いオンエアバトル」に初出場したコンビの如し!
で、お二人、その場でおもむろにプレゼンを始めたのですが……これが一人が喋り、もう一人がその横に立ってスケッチブックをめくって手描きのイラストを出すという手法なんですよ。パワーポイントって何? の世界ですよ、もう!
そのローテクぶりが彼らの真剣さと相まって逆に微笑ましかったですけどね♪
ただ残念なことにスケッチブックがごく普通のサイズなもんで、ちょっと後ろの方の席に座っているとせっかくの手描きイラストがよく見えないんですよ。前の方からは笑い声が聞こえてきますから、きっととても楽しくおもしろい作品だったに違いないのに!
もっとも、イラストじゃなくて「ラッセル・クロウ」とか字だけが書かれたページも多かったようですけれど(だから後ろの方じゃ見えないんだってば!)
プレゼンの途中には「カルトQ」的と自称するクイズコーナーの乱入があって、「ラッセル・クロウがアカデミー賞を受賞した作品は何か」とか「レイチェル・マクアダムスがライアン・ゴスリングと共演した作品は何か」という、試写会に詰めかけている映画ファンにとってはあまりに簡単すぎてクイズかどうか判断しかねる程の問題を出しておりました。聞かれる方にとっては問題文の途中ですでに答えが分かるようなものなので、どこで手を挙げたらいいのかが一番の難問だったかも。
見事その難問に打ち勝ったお二人はしっかりとプレゼント(枕型ケータイクリーナーとペン)が渡されておりました。出題者(コンビとは別の若い男性)自らが壇を飛び降り、プレゼントを渡しに走っていくというパフォーマンス付き! あ、ちなみに解答は「グラディエイター」と「君に読む物語」です。
プレゼンの内容としては、ラッセル・クロウが出ているけど記者役なんだよ刑事役じゃないよとか、この映画の監督であるケヴィン・マクドナルドはイギリスの賞取り男と呼ばれていてドキュメンタリー出身なんだよとか、この映画の内容を観客にさりげなく呑み込ませつつ、さらにキャスト・スタッフが如何に優秀であるかを再確認させてくれるものでした。
最後には「スペシャルなブログ記事をよろしく」(だったかな?)で締めくくってプレゼンは無事終了し、ようやく本編上映までにこぎつけたわけですが、手作り感濃厚に漂うこのプレゼンのおかげで場内はすっかり打ち解けたムードになっていたものです。
最近は見ていないんですが、「タモリ倶楽部」という番組で以前は年に何度か配給会社の若い宣伝マン&ウーマンを集めては体を張ったゲームをさせ、その勝者には1分間の自社作品の宣伝時間を与えるという企画をやってたものですが、その時テレビで見せられた宣伝マン&ウーマン達の心意気を今日は自分の目で見る事ができたという感じです。
たった一つ問題があるとすれば、プレゼンの最初の方で
「上映前にトイレに行く」(何故ならば途中で席を立ったら話がまるで見えなくなるから)
と言ってたくせにプレゼン終了後にトイレ休憩をくれなかった事ぐらいでしょうか。
もっとも今日の試写会は心得た映画ファンが多かったとみえ、皆事前に用は足していたのか2時間を超える上映中に席を外した人はほとんどいなかったようです。例え行きたくても映画がおもしろすぎて席を立てず我慢してたんじゃないかな?
私は二度目だったんですが、二度目でもおもしろさは全然変わっていませんでした。何度見てもいいや、これ、と思ったぐらい。
映画が終わると、出口には再びスケッチブックを抱えたスタッフが立ち、
「スペシャルなブログ記事をよろしく」
の文字と共にお見送りしてくれました。
映画はサスペンスフルなのに、試写会自体は大変楽しいという得難い経験ができて、大変ラッキーな一日でした♪ 関係者の皆様に感謝です。
何のプレゼンかというと、ただいま「消されたヘッドライン」公式サイトでは
このバナー↓に書かれている架空の「ワシントン・グローブ社 日本支社」に
記事を載せてくれるブロガーさんを大募集中なのですね。
で、上映前の館内放送(?)でその旨は伝えられていたので、予告編の上映が終了した段階で舞台上に宣伝部のスタッフとおぼしきごく普通の若い男性が二人程登場して来た時も別にびっくりはしなかったんですが、彼らの上がる壇上には映画を映すスクリーンが横一杯に広がってるわけですから当然それを使ってプレゼンするものと思いますわね。最近流行のパワーポイントか、それとも映画(配給)会社で開発した独自のシステムを利用するのか……注目はつい男性コンビではなくスクリーンに向かってしまいます。
ところが!
と・こ・ろ・が、最初に一人が口を開き挨拶から始めたのですが、どうもこの二人のコンビの雰囲気にはただならぬもの漂っているのですね。なんというか……大学のサークルでお笑いやってました的なノリとでもいう、妙にアットホームな緊張感。人前に立つのは慣れてるけど、でもこんなことやるのは初めてかも、みたいな不思議な雰囲気。それあたかも「お笑いオンエアバトル」に初出場したコンビの如し!
で、お二人、その場でおもむろにプレゼンを始めたのですが……これが一人が喋り、もう一人がその横に立ってスケッチブックをめくって手描きのイラストを出すという手法なんですよ。パワーポイントって何? の世界ですよ、もう!
そのローテクぶりが彼らの真剣さと相まって逆に微笑ましかったですけどね♪
ただ残念なことにスケッチブックがごく普通のサイズなもんで、ちょっと後ろの方の席に座っているとせっかくの手描きイラストがよく見えないんですよ。前の方からは笑い声が聞こえてきますから、きっととても楽しくおもしろい作品だったに違いないのに!
もっとも、イラストじゃなくて「ラッセル・クロウ」とか字だけが書かれたページも多かったようですけれど(だから後ろの方じゃ見えないんだってば!)
プレゼンの途中には「カルトQ」的と自称するクイズコーナーの乱入があって、「ラッセル・クロウがアカデミー賞を受賞した作品は何か」とか「レイチェル・マクアダムスがライアン・ゴスリングと共演した作品は何か」という、試写会に詰めかけている映画ファンにとってはあまりに簡単すぎてクイズかどうか判断しかねる程の問題を出しておりました。聞かれる方にとっては問題文の途中ですでに答えが分かるようなものなので、どこで手を挙げたらいいのかが一番の難問だったかも。
見事その難問に打ち勝ったお二人はしっかりとプレゼント(枕型ケータイクリーナーとペン)が渡されておりました。出題者(コンビとは別の若い男性)自らが壇を飛び降り、プレゼントを渡しに走っていくというパフォーマンス付き! あ、ちなみに解答は「グラディエイター」と「君に読む物語」です。
プレゼンの内容としては、ラッセル・クロウが出ているけど記者役なんだよ刑事役じゃないよとか、この映画の監督であるケヴィン・マクドナルドはイギリスの賞取り男と呼ばれていてドキュメンタリー出身なんだよとか、この映画の内容を観客にさりげなく呑み込ませつつ、さらにキャスト・スタッフが如何に優秀であるかを再確認させてくれるものでした。
最後には「スペシャルなブログ記事をよろしく」(だったかな?)で締めくくってプレゼンは無事終了し、ようやく本編上映までにこぎつけたわけですが、手作り感濃厚に漂うこのプレゼンのおかげで場内はすっかり打ち解けたムードになっていたものです。
最近は見ていないんですが、「タモリ倶楽部」という番組で以前は年に何度か配給会社の若い宣伝マン&ウーマンを集めては体を張ったゲームをさせ、その勝者には1分間の自社作品の宣伝時間を与えるという企画をやってたものですが、その時テレビで見せられた宣伝マン&ウーマン達の心意気を今日は自分の目で見る事ができたという感じです。
たった一つ問題があるとすれば、プレゼンの最初の方で
「上映前にトイレに行く」(何故ならば途中で席を立ったら話がまるで見えなくなるから)
と言ってたくせにプレゼン終了後にトイレ休憩をくれなかった事ぐらいでしょうか。
もっとも今日の試写会は心得た映画ファンが多かったとみえ、皆事前に用は足していたのか2時間を超える上映中に席を外した人はほとんどいなかったようです。例え行きたくても映画がおもしろすぎて席を立てず我慢してたんじゃないかな?
私は二度目だったんですが、二度目でもおもしろさは全然変わっていませんでした。何度見てもいいや、これ、と思ったぐらい。
映画が終わると、出口には再びスケッチブックを抱えたスタッフが立ち、
「スペシャルなブログ記事をよろしく」
の文字と共にお見送りしてくれました。
映画はサスペンスフルなのに、試写会自体は大変楽しいという得難い経験ができて、大変ラッキーな一日でした♪ 関係者の皆様に感謝です。