映画『消されたヘッドライン』ワシントン・グローブ社日本支社発 市民ジャーナリスト・サイトバナー

午後6時半、予定どおりの時刻に司会者が登場し、これから

「消されたヘッドライン」日米スクープ暴き合戦

が行われる事を会場内に伝えます。

当日は試写会も行われる――というよりもイベント付きの試写会と言った方が正しいのでしょうが、それでも「特別ゲストによるトークショー」を皆さん楽しみにしていたらしく、浮き浮きするような雰囲気が会場に満ちていました。

司会者が今日のゲストがオバマ氏とアソウ氏であると発表すると、場内にはクスクス笑いが!
もちろん皆さんご両人が劇団ザ・ニュースペーパーの松下アキラさんと福本ヒデさんであることは知っているのです。

オバマ氏とアソウ氏になりきったお二人が登場するともうそれだけで場内は笑いの渦。オバマさんはメイクもありますが、アソウさんなんてほとんど表情だけであれだけ似せるんだからスゴイですね。


お二人のかけ合いによる持ちネタ披露は大変おもしろかったのですが、でもなにしろスクリーンが後ろにどーんと降りている試写会の会場なもので、お笑いを見に来る体勢ができていなかった観客の皆様、笑いたいんだけど笑っていいのかどうかわからないから遠慮しておこう……みたいな、雰囲気は好意的なのに爆笑が帰って来ないという珍しい状況で、結構やりずらかったようです。

オバマ氏に至ってはギャグがすべったのを
「アイム・スライディング」
などと嘆く始末。

――さらに恐ろしい事にはそれすらすべった感があったもので、“すべった”と“スライディング”をかけたんだと真剣にフォローしていたりして。

わかってたんです、全部受けてたんです、お二人のギャグ。
だけど前にはスチールのカメラマンが控え、後ろではムービーのカメラマンが真剣に壇上の模様を撮影しているというその異様な緊張感に包まれたあの場の空気が爆笑を許さなかったんですよ。

トークショーの前には早めに来ていた観客相手にインタビューによる取材も行われていたし、みんな万が一自分がバカ笑いしてるシーンが撮影されたらどうしようと内心ではびくびく(期待?)してたんですよね。


そういう、笑いたいのに笑えない聴衆を前にしながら、しかし舞台上ではめげることなくオバマ・アソウ両氏はギャグの応酬を続けかつ「消されたヘッドライン」のどこが面白いかを紹介し、さらにブロガー記者がこの作品を盛り上げるのに一役買っている等と言うところにまで話題が及んでおりました。


で、ブログで今人気の話題の一例はこれだとパネルが出てきたのですが……

Who killed Cock Robin?
「会議室のをそのまま持って来たようだね」
とは確かアソウ氏の談。

このパネルに書かれているのが「ブログで話題沸騰」のテーマらしいんですが、少なくとも私が関連した記事を書いたのは「豚インフルエンザ」ぐらいでしたね~。


ま、これはブログで人気というよりも、彼らのネタだったようです。
Who killed Cock Robin?
「豚インフルエンザ」ネタの時にアソウ氏が自分もマスクをすることにしたと言って……



着用したのがこれ。
Who killed Cock Robin?
失言予防(防止?)マスク。


この写真だとマスクの上に「失言」と書いてあり、それを赤い×印が封印しているのがはっきりと見えるんですが、実は観客席からは舞台上のマスクに何が書いてあるのかよく読めなかったんですよね。後からオバマ氏が言葉でフォローしてくれたので、その時初めて理解できて笑い声も上がったんですが、ちょっとかなりタイミングをはずしてしまったので受けなかったと感じたアソウ氏は心持ち肩を落とされていました。



まだまだトークショーは続くのですが、レポートは一旦ここで終わります。

しかしいろんな舞台挨拶を見てきましたが、こんなにゲストに笑わせて頂いたのは初めてですね♪ 大変楽しい企画で、こういうのもっとやって欲しいです♪