<MW>“禁断の手塚マンガ”
佐藤健主演で
スペシャルドラマに!
>故手塚治虫さん原作、玉木宏さん主演の映画「MW-ムウ-」(7月4日公開)のアナザーストーリーをドラマ化した「MW 第0章 悪魔のゲーム」が日本テレビ系で放送されることが18日、明らかになった。
「仮面ライダー電王の
佐藤健さんが主演、
玉木さんと対決する。6月30日午後9時から2時間スペシャルで放送される。
「MW」は、南海の島で住民が全滅する事件が発生、生き残った2人の少年が成長し、その一人の結城は連続殺人を犯しながら、世界の滅亡を企て、もう一人の賀来は神父となって結城を救済しようとする……というピカレスクロマン。猟奇的な殺人や人間の業を生々しく描き、「映像化不可能」と言われたが、手塚さんの生誕80周年を記念して映画化された。結城を玉木さんが、賀来を山田孝之さんが演じる。
ドラマは、映画の数カ月前、養護施設出身の青年、森岡隆志(佐藤さん)は「派遣切り」で職を失い、ばく大な借金を抱え、閉鎖されようとしている施設を買い戻すため、結城に手を貸す。ヤミ献金やわいろを奪うという犯罪行為だったが、同じ施設出身のゆかり(谷村美月さん)の心配をよそに、隆志は「この腐った世の中を変えよう」という結城の言葉に魅せられてしまう。だが、隆志はわなに落ち、ゆかりを救うため、結城が仕組んだ“悪魔のゲーム”に挑むというサスペンス。小出恵介さんが隆志の先輩役で出演する。
佐藤さんは「隆志は、18歳の普通の若者です。もし普通の人間が、本当に残酷なシチュエーションに立たされたらどうなるか、もし自分だったらどうするかを意識しながら演じています」とコメント。玉木さんは「隆志を巻き込んで、彼がタイムリミット内に大事な人を守れるのかを楽しむのが結城。彼のすることに善良な市民が巻き込まれるというところが、見ていてドキドキするはず」と見どころを語っている。