『ターミネーター4』監督、液体金属“T-1000”がお気に入り!  


(記事より抜粋)

6月5日(金)~7日(日)の先行公開に向けて話題沸騰の『ターミネーター4』(6月13日公開)。来日したマックジー監督から、本作に登場する個性豊かなターミネーターたちについて聞いてみた。


「今回『T4』の舞台は2018年で、まだシュワルツェネッガーが演じたT-800が出てくる前の時代だ。T-800は1作目の『ターミネーター』(84)に出てきたT-600からの変遷を経て出来たものだよ。『T4』では他にもパトロール用の飛行タイプや、非常に巨大で人間を軽々とつかむタイプなど、いろんなターミネーターが登場するので、それらを見るだけでも愉快だと思う」


ちなみに、マックジーのお気に入りのターミネーターはどれ?と尋ねると「僕は、『T2』(91)でロバート・パトリックが演じた、液体金属を使ったT-1000がいちばん好きだね」と答えてくれた。「あの頭が溶けるシーンは、映画史上に残る素晴らしいパフォーマンスだと思う。台詞がほとんどないのにすごくインパクトがあった。当時あそこまでできた技術はすごいと思ったよ」


マックジーは『T4』で、ILMに今まで見たことのないような映像をリクエストしたというが、それは一体どういう映像なのだろう。「実際の人間とCG映像の境目がわからないような映像だ。T-800のシーンでそれをやりたくてね。ま、観てのお楽しみだ」


なるほど、これはすでに報道されて話題になった、シュワ知事扮するT-800登場のシーンのこと。『T4』でも堂々、全裸で登場するのだが、実はこれ、本物のシュワではなく、顔の部分だけシリーズ1作目のものを合成したCGなのだ。シリーズのファンが見れば、心のなかで思わず拍手をしてしまうかも。


最後に、マックジーから本作を楽しむためのメッセージをもらった。「機械では測れない人間の強さがあるってことを、僕たちは覚えておくことが大切だ。その強さこそが、スカイネットとの戦いのポイントとなるから」


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昔々、やっぱりシュワルツェネッガー主演の「バトルランナー」という映画に、他の人間を撮影したシーンの顔だけを主役(シュワちゃん)のものにタッチペン一本で差し替えてテレビ放送でそのままながす、みたいな場面があって、その時は完全に「SF映画ならではのワンカット」だったその合成が今や完全に現実のものですからね。


画像として自分達の見ているものが果たして信用のおけるものなのかどうなのか――そういう判断がどんどん難しくなっていきます。


自分の「見る目」を鍛えるためにも、たくさん映画を見なくてはね♪(←何故そうなる)