人気SNSサイト「Twitter」テレビシリーズに
急成長でいまや米エンタメ界の必須ツールに
バラエティ・ジャパンより
>米国のメディアやセレブリティの在り方を変える現象となっているソーシャル・ネットワーキング・サイト「Twitter(ツイッター)」が、テレビ界に進出することになった。
Twitterは、「今、何してる?」という質問に、“tweet(つぶやき)”と呼ばれる短い文章で答えることにより、友人や家族、仕事仲間、世界中の人々とつながり合うことができるリアルタイム・ショートメッセージサービス。2006年にサンフランシスコでスタートして以来、コンピュータのみならず携帯端末からも投稿できる気軽さから、急速にユーザー数を伸ばしている。ニールセンの最近の調査によると、昨年2月の47万5000人から、1年間で700万人に達するまでになった。
こうした中、製作会社Reveille and Brillstein Entertainmentは25日(月)、Twitterとともにテレビシリーズの企画開発を進めていることを発表。タイトルやジャンルについては語られていないが、「競争心をあおる革命的なフォーマットにおいて、一般の人々がセレブリティの軌跡をたどるもの」と表現されている。
同シリーズの企画を手がけた小説家で脚本家のエイミー・エフロンは、Twitterを「素晴らしい技術と文化現象の形」と位置づけ、ともに制作総指揮のジョン・リーブマンも「Twitterのもつ即時性を、説得力のある形でテレビの世界へ持ち込む方法を見つけた」と自信を見せる。同シリーズの海外セールスは、ShineReveille Internationalが担当する。
テレビ業界全体を見渡しても、Twitterの影響力は増している。ニュース速報はもちろん、新番組の発表や人気番組のシリーズ続行などがTwitterを通して配信されるケースも多い。テレビ局やスタジオの広報チームが公表する前に、プロデューサーやスターたちが直接、フォロワー(メッセージを受け取る人)に知らせてしまうこともあった。あるテレビ局のベテラン広報は腹をくくる。「もちろん、情報の流れや正確性をコントロールすることは難しい。でも、私たちが今生きている時代は、新メディアの時代なのです」
ブロードウェイにおいても、Twitterは欠かせないマーケティング・ツールとなっているようだ。“Next to Normal”は登場人物からのメッセージを発信しながら、徐々に物語の内容を公表(もちろんサプライズは残したままだが)、“Billy Elliot”は製作陣への質問を募集、“Rock of Ages”は80年代のトリビアを流してファンを盛り上げ、“Shrek the Musical”はTwitterのパロディを思わせる独自サイト「Shrekster」を立ち上げるといった具合だ。
いまやテレビ、映画、舞台が作品ごとのウェブサイトを展開するのは当たり前。各サイトでの更新情報を、いかに“tweet”できるかが勝負となっている。FacebookやMySpaceが“ポップ・カルチャー”としてもてはやされる時代は過ぎ去り、ソーシャル・ネットワーキング・サイトは宣伝・マーケティングの“必須ツール”となった。しかも広告費0。これからは、マンパワーと時間、根気の勝負になっていくのだろう。
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「ツイッター」って名前は聞くけれどどういうものかよくわかっていなかったのよね。情報の伝達においてますます即時性が重要になるってことか――そんななったらマジ、寝る暇ないじゃん!
アメリカの情報を生で手に入れたかったら、アメリカ時間で生活しなきゃって事になる。イギリスだったらイギリス時間。ワールドワイドの情報を生で知りたかったら、寝てる時間なんかなくなるよ。どこかで自己管理をきちんとしなくては!(←現在できてない人)