<木村拓哉>六本木で十字架の赤じゅうたんを歩く共演者ら迎え「緊張してます」
毎日新聞 (以下抜粋)
>SMAPの木村拓哉さん(36)が出演する仏サスペンス映画「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(トラン・アン・ユン監督、6月6日公開)のワールドプレミア・イベントが東京ミッドタウン(東京都港区)の芝生広場で開かれ、共演した韓国の俳優イ・ビョンホンさん(38)と米俳優のジョシュ・ハートネットさん(30)らが十字架型にしかれたレッドカーペット上を歩き、集まったファンに手を振るなどのサービスをした。
木村さんは「日本でこういった場(イベント)を設けることができたことは本当にうれしい。共演者を迎え入れたという気持ちで一杯なんですけれども、迎え入れたというよりも、僕はこの作品に参加させていただいた立場なので今日は本当に緊張してます。ぜひこの独特の世界観を皆さんにも味わってほしい」と話した。
また、日本で最初に公開されることについては「現場はいろんな困難なことやトラブルがありましたけど、こういう(日本初公開という)ゴールが待っていてくれた」と喜びを語った。フィリピンでの撮影では警備していた軍隊の兵士に銃口を向けられたという驚きのエピソードも明かした。
映画は、他人の痛みを引き受けられる不思議な能力を持った青年シタオ(木村さん)が失跡し、父が元刑事の探偵クライン(ハートネットさん)に捜索を依頼する。クラインは刑事時代の仲間メンジー(ショーン・ユーさん)の力を借りて捜索を開始する。シタオは、香港マフィアのボス、ス・ドンポ(イさん)ができ愛する女性リリ(トラン・ヌー・イェン・ケーさん)と共に逃亡劇を繰り広げていた……というストーリー。ユン監督は93年の「青いパパイヤの香り」でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人賞)、95年の「シクロ」ではベネチア映画祭でグランプリを受賞した逸材。次回作は村上春樹さん原作の「ノルウェイの森」と発表されている。音楽は英国のロックバンド、レディオヘッドが担当している。