シネマトゥデイ より(以下抜粋)


初日2日間で興行収入約12億円、観客動員約100万人の豪快なスタートを切った映画『ROOKIES -卒業-』が、2週連続で第1位を獲得した。2週目の土日も動員83万8,231人、興収10億4,877万1,070円で前週比85.4パーセントと勢いはそのまま。公開9日間で早くも動員約270万人、興収約33億円を突破した。最終的に100億円越えを達成するか、注目を浴びている。4週目を迎えた映画『天使と悪魔』は、第2位をキープした。

 第3位は、初登場の映画『ハゲタカ』。全国267スクリーンで公開され、初日2日間で動員11万8,619人、興収1億5,454万3,400円をあげた。大森南朋演じる天才ファンドマネージャー、通称ハゲタカこと鷲津政彦が、日本企業に次々と買収を仕掛け、企業を再生させていく姿を描いたNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」の劇場版。現代的なテーマと良質な社会派のエンターテインメント性が高く評価され、世界で最も権威のある国際番組コンクール「イタリア賞」を受賞した。大森のほか栗山千明、中尾彬、柴田恭兵らドラマのレギュラー陣に加え、今回新たに鷲津の敵“赤いハゲタカ”こと劉一華に玉山鉄二が演じている。第4位は映画『余命1ヶ月の花嫁』で、5週目を迎え興収25億円を突破した。


 第5位には、ジョシュ・ハートネット、SMAPの木村拓哉、イ・ビョンホンの競演が話題の映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』が初登場。他人の傷や痛みを身代わりとなって引き受ける特殊能力を持つ男・シタオ(木村)をめぐり、探偵、マフィア、警察が入り乱れる逃走劇を壮大なスケールで描くクライムサスペンス。映画『青いパパイヤの香り』などで知られる世界的人気監督トラン・アン・ユンがメガホンを取った。日米韓スターの競演で女性客をガッチリつかんだようだ。


 初登場組ではほかに、第10位に松山ケンイチ主演の映画『ウルトラミラクルラブストーリー』。子どものように無邪気な農家の青年が東京からやって来た新任保育士(麻生久美子)に生まれて初めて恋をしたことから巻き起こる奇跡のような恋を描くラブストーリー。松山は、自身の故郷でもある青森を舞台にした本作で全編津軽弁に初挑戦。同じ青森出身の横浜聡子監督がメガホンを取り、ほのぼのした世界観を演出している。


 次週は、世界的人気シリーズ最新作の映画『ターミネーター4』、昨年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞(最高賞)を獲得したミッキー・ローク主演の映画『レスラー』などが公開される。首位の入れ替わりがあるか、熱い戦いが展開しそう