■「T4」が首位デビューに成功。「真夏のオリオン」は4位
「ターミネーター4」が、作戦通り首位デビューに成功した。前週、3日間にわたって行った先行上映の貯金がものを言った。オープニング3日間の成績は、その先行の数字を含め、動員79万9653人、興収10億2091万0650円。先行上映の興収は4億2460万円だったので、この土日では興収6億円弱ということになる。
2位に落ちた「ROOKIES」は、この土日で8億円ほどの興収を上げているので、次週は逆転されている可能性が高い。その「ROOKIES」、公開から6月14日までの16日間で、動員402万人、興収48億5900万円を記録しており、間もなく「レッドクリフII」を抜いて今年公開作品の1位に浮上予定である。
続く3位「天使と悪魔」は意外に腰が強い。5週連続でトップ3以内をキープし、興収は今週中にも30億円に到達見込みだ。そして、4位に初登場したのが「真夏のオリオン」。オープニング2日間で動員9万1494人、興収1億1149万3750円ということは、トータルで10億円あたりが到達目標となる。
もう1本、ミッキー・ロークの「レスラー」は、37スクリーンでの公開ながら、2日間で動員1万5191人、興収1984万6300円とスマッシュヒット。圏外11位と気を吐いている。
さて、今週末19日は「トランスフォーマー/リベンジ」が公開。先行上映の貯金がない分、「ROOKIES」とガチンコ勝負となるため首位デビューは簡単ではないが、07年の前作は2日間で6億3000万円稼いでおり実績十分。チャンスはかなりあると見た。