MovieWalker  より(以下一部抜粋)


>車やバイクなどのいろいろなものが形を変えて“トランスフォーマー”になる本シリーズ。続編では60体以上のトランスフォーマーが登場し、アクションシーンの迫力も数段アップしている。シャイアは劇中でCGのトランスフォーマーと共演しているが、なかには小さなタイプのものが彼の鼻の穴をこじあけようとするような細かい動きがたくさんある。ブルースクリーン(後でCG合成をするために撮影時に使う背景)での撮影の苦労について尋ねると、意外なコメントが返ってきた。


「実は今回、ブルースクリーンは一切使ってないんだ」。


え? それってどういうこと?


「今回、ブルースクリーンをまったく使わないという新しいテクノロジーを導入したんだ。もちろん、あのシーンはけっこう大変だったよ。誰もいないのに、テーブルの上に自分だけが乗っかり、想像力を駆使して演じることに変わりはなかったから」


具体的にどんなふうに演じたのだろう? 


「タイミングを計って、たとえば“1”で手の部分が自分の鼻のなかに入ってくる。“2”、“3”でそれが上にいって、“4”でのどから出てくる、といった感じで動きが決まってる。バレエやダンスの振り付けを覚えるようなもので、カウントに合わせて動いていくんだ」


前作でガールフレンド・ミカエラ役を好演したセクシー女優、ミーガン・フォックスも続投。さらに今回、彼が扮したサムが、もうひとりの美女、イザベル・ルーカスから迫られ、“両手に花”状態になるシーンもある。


「撮影はとても楽しかったよ。あれだけ美しい女性が周りにいると怖れをなしてしまいそうだけど、彼女たちはあくまでも普通にふるまってくれたから。でも僕は、そのへんの22歳の男の子と同じ目ももっていたから、時折り、想像上のマーメイドと競演してるような感覚を味わってたよ」


ミーガンと再び競演し、サムとミカエラ同様に、彼女とのパートナーシップも深まったのでは? 


「演じる相手と相性が合うといいな、と僕はいつも思ってる。そういう意味で、ミーガンはとってもやりやすかったし、すごく才能のある女優さんだとも思う。ただでさえ現場は男だらけの環境で大変だったのに。海軍の空母での撮影日には、大勢の男たちに囲まれたこともあったんだ。でも、彼女はそんな状況も乗り越えてやってたよ。本当に強い人だね。走るのも速くて、常に僕と同じスピードで走っていたし(笑)」


サムたち登場人物も、アクションも、CGも、すべてが前作よりパワーアップしている続編『トランスフォーマー:リベンジ』。シャイア自身も成長著しいが、そうさせたのは、彼自身が撮影期間に起こした、酒気帯び運転の事故も大きかったようだ。共演のイザベル・ルーカスが同乗していたので、スキャンダルとなったのだが。


「事故を起こしてケガをしたとき、マスコミから攻撃を受けたんだ。だからこそ、そのとき僕自身も心の成長をしなければいけないと思ったよ。自分が起こした事故だから、なんとしてでも自分で乗り越えなくちゃという謙虚な気持ちになった。これだけの規模の映画になると、関われるだけでも大変なことだし。だから、今回サムと同様に、シャイア・ラブーフ自身も成長できたんじゃないかな」

(後略)



* * *



なんと!

「実は今回、ブルースクリーンは一切使ってないんだ」。

とな?!


だとしたらそれはすごい!(ブルーじゃなくてグリーンを使っていたというオチはなしにしてくださいね!)


シャイアの言うことから考えると、コンピューターですでに完全なトランスフォーマーのモデルとそれを使ったアニメーションができあがっていて、そのCGIの動きのタイミングに完全にシンクロさせて自分の表情や演技を作っていくって感じですね。


であとからそのシャイアの映像ににCGIで作ったインセクトロンのアニメを合成する……。


ん~、ってことは、シャイアの顔やその時身につけている衣装の完全なモデルがコンピューター内部にすでにあって、それに合わせてCGアニメの動きを作っていくって形なのかな。で、最終的にそのモデルを含めた背景は透明にして、アニメーション部分だけを残す、と。


だとするとマーカーつけてキャプチャーした人体モデルじゃなくて、立体の等身大フィギュアを作ってそれにシャイアと同じ衣装・ヘア・メイクで取り込んでるって事かな。「CSI」に出てくる死体見てたら作れそうだなあ。あとは生きている人間の皮膚と同じ弾力をもたすことができればいいんだもんね(死体は大抵死後硬直してるので弾力はさほど気にしなくてもいいはず)。


そのシャイア君フィギュアをブルーかグリーンに塗っておけば背景の透明化はできるわよね。でもそれはあくまでフィギュアでバックではないから、ブルースクリーンとは呼ばない、とか(あくまで想像です)。


トランスフォーマー達でかいんで、案外人間と同じフレームに収まってるシーンは少ないのよね。一部分が出てくる場合はギミック使ってる部分もあると思うのね。マイケル・ベイだから爆破シーンはほとんど本物だし。


ああ、特撮ファンの血が騒ぐ!!!

あれは一体どうやって撮影しているんだろう!!!

早く見たい!!


ってゆーか、早くDVDの特典映像が見たい!!!