健君のブログの「ルーキーズ」 で書かれている西新井で……つっ、つまりこの写真の直後なんだな、きっと(こっ、こんな控え室どこにあるのかしら)。


健君を生で見たのはこれが初めてだったけど~、第一印象は「ちっちゃい」。「ちっちゃくて可愛い」でした。


ってゆーのも~、私がこれまで会ってきたスターはほとんど欧米人で身長が180センチ(トム・クルーズはもすこし低い)の~肩幅がっちりの~胸板むっちりの~スーツきっちり~がほとんどだったから~、彼らと比べれば日本人の健君は小柄で華奢に見えてしまうのですわ~。


でも健君って比較対象なしにそのままポンと立ってる姿を見たら「背が低い」とは絶対思いませんよね?


その理由。


健君って、顔がすっごく小さいんです(でも目はとても大きい)。


首があって、それをそのまま上に延長した太さの中に顔が収まっているの。


ハリウッドのスターだとイライジャ・ウッドがそうなんだけど、まさか日本人でそんなに顔が小さい男性がいるとは思わなかったのでびっくりでした。ついでに言うなら首が長くて美しいのはオーランド・ブルームにそっくりですの♪


まあなんとプロポーション抜群だこと!


すっかり見とれてしまいました~♪


お隣に立っていた中尾明慶くん、注意がいかなくてごめんね~!

だってすっかり健君に目を奪われていたものだから~!!


でも会場には中尾君のファンもたくさん来てました♪


中尾君はもうすぐ21回目のお誕生日をむかえるそうで、ハタチの一年間(及び4ヵ月)を丸々「ルーキーズ」に費やせたことはとても大きな二度とない経験になるだろうと、思い出に浸りながらとつとつと喋っていたのが印象的でしたね。


一応、中尾君の方が年上ということでトークの先陣を切ったらしいのですが、その後場を仕切ったのは全部健君でした。


健君って、テレビや映画で見てる時だとちょっと言葉足りずに高めの声でぽつぽつっと喋るのかなっていう印象があったんですが、本人全く違いました。テレビや映画のセリフは、当然ながら全て演技なのですね。やっぱ演技うまいんだわ~。


だって、弱冠ハタチなのにとても落ち着いた低い声で淀みなく必要な事を筋道たてて順序よく喋ることができるんですよ! それ、もうじき21歳になる中尾君はできないんですよ?!


まあ、頭のいい人なんだなあとすっかり感心してしまいました。


西新井の舞台挨拶は、もうここが最後ということで完全にフリートークで15分ぐらい喋ってくれたんですが、最初に映画のプロデューサーの方が現れて挨拶しお二人を紹介したあとはよく出てくる女性司会者なんかもいなくて二人にその場を任せっきりだったんですよね。で、中尾君の方は何か指示があるのを待ってから話すという感じだったので健君の方がいろいろ話題を出しては彼の方にふってあげて、彼の答えを聞いてはそれについて受けたりツッコミを入れたりという具合に上手にその場をひっぱっていってたのですわ。


その場の空気を読んで瞬時に的確な判断をくだせる人です。もはやスターの風格。


西新井は始まりが9時35分と遅かったので、私達の終電の心配までしてくれましたよ(感涙)。実際終電がない人が結構いたようで、舞台挨拶が終わると共に健君をおっかけるようにしてシアターを後にした観客が半分以上!(出待ちに行ったと思われます)


舞台挨拶は満席だったのに、映画の上映時にはガラッガラという状況でした。


でもそういう方達はすでに一度は「ルーキーズ」を見たリピーターなんですね。

プロデューサーさんのご挨拶によればすでに430万人が見て興行収入50億円を突破したとか。今のところ洋画邦画会わせて今年一番のヒットですね。このあと「ハリー・ポッター6」が公開されるから年間通しての1位になれるかどうかはまだ微妙ですが、この勢いが続けばそれも夢ではないかも。


ところでどうして席を立った方々がリピーターだと分かったかというと、客席からの

「一番感動したシーンはなんですか」

という質問に答えようとした時、健君がちょっと困って

「ネタバレになったらいけませんよね。まだ皆さん映画見てないんですよね、これ上映前だから」

と言ったんですよ。そしたら客席のあちこちから

「もう見ましたた~」

みたいな返事が聞こえてくるのでプロデューサーさん(だったと思う)が

「見た方はちょっと手を上げて見てください」

と言ったら客席のほとんどの手があがったという……。


でも中には私のように手を挙げない=まだ見ていない人間も何人かはいたのですよ。

すると健君はネタバレにならないように配慮して、一言

「試合のあとの安仁屋の言葉です」

と。

――これで、その安仁屋の言葉を聞き届けるまで帰る事ができなくなってしまいました、私も、終電危なかったんですが。


舞台上での中尾君と健君の差って実は大きくて、中尾君は喋ってる内に自分でも何が何だか分からなくなってくるタイプなんですが、健君は口を開く前に自分が何を言うのか全部決めてて文章の最後まできちんと言ってしめくくるんですよ。口語なのに句読点がしっかりあるんです。だから何を言ったのか、言いたかったのかはっきりわかるし、また覚えていられる。そのまま司会者もできそうです。


最初に観客からの質問を募った時に言われたのが実は

「モノマネしてください」

だったんですよね。

さすがに健君もそれにはひいて

「あの、わかってます? 何か質問はありますか、って聞いたんですよ」

と返したんですが

「ダメですか?」

と重ねて言われると

「“ダメですか?”って、ダメですか、が質問ですね。ダメですか?」

と一旦自分で受けたものを、中尾君に丸投げしたんですよね。

中尾君の方は健君が何かやるものと安心しきっていたのか、急にふられた「モノマネ」というコマンドに対して対応できなくて少々オタオタしてどうしようどうしようという感じになっちゃった。

するとそれを見て取った健君、マイクを口にあててボソッと一言

「痛いのはお前だけじゃないんだよ。みんな痛いんだよ」

と城田君のモノマネ。


似てるかどうかはさておき、その度胸と気っぷと機転に会場割れんばかりの拍手~、みたいな。


その後気を取り直した中尾君もモノマネにチャレンジしてましたが、なかなか思い切りがつかないようでタメること三回、しかも一言だったため、何かよくわからないまま終わってしまったというか。


健君の頭の良さ、回転の速さが如実に分かった一コマでした。


これ、性格の悪い人だったら中尾君をもっといじり倒したでしょうが、そういうこともなくて大変気持ちの良い司会ぶりだったんですよ。健君は将来大物になりますね。


最後は写真撮影と動画撮影。

健君と中尾君が客席近くにやってきて、スクリーン側から観客を背景に撮るんですが、動画撮影の際

「ここで皆さんが盛り上げてくれると、あちこちのメディアで使って貰えるチャンスが生まれるんですよ」

と声をかけて観客の熱気を高まらせてくれたのも健君。


まあとにかく賢く、自分が何をやるべきなのか常に心得ている人でした。


弱冠二十歳なのに。


すごいですよ、彼。


そんなわけでますます健君のファンになって帰ってきた昨日でした♪


あ、試合のあとの安仁屋の言葉、ちゃんと聞いて覚えてきましたよ♪