毎日jp より(以下抜粋)
>「ウルトラマン」の最新作が映画で製作されることが決まった。「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」で、「スーパーマン」「バットマン」を送り出してきたワーナー・ブラザース映画が世界市場を視野に入れて配給に乗り出す。国内では正月作品として12月に公開予定。43年の歴史で初めてとなる“悪役ウルトラマン”の登場が見どころだ。
1966年(昭41)にテレビで産声をあげたウルトラマン。以来、セブン、レオ…と姿形を変えながら43年もの間、特撮ヒーローとしてテレビシリーズやゲームなどで活躍。短編やアニメーションを含めると映画も38本が円谷プロダクション主体で製作されてきた。
最新作の舞台はウルトラの星、M78星雲。悪の主役は怪獣ではなく、なんとウルトラマンだ。一族でありながら、暗黒の世界に魂を奪われて反乱を起こし、数万年前に王様のウルトラマンキングによって宇宙の牢獄(ろうごく)に閉じこめられた巨悪「ウルトラマンベリアル」だ。ベリアルとは、ジョン・ミルトンの著書「失楽園」(1667年)の中に登場する「悪の権化」にちなんで命名された。
このベリアルが脱獄して物語が動く。100体の怪獣を操ることができる「ギガ・バルトナイザー」を武器に宇宙征服をたくらみ、ウルトラの星が悪国の闇に包まれていく…。ここで立ち上がるのがウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンメビウスといった新旧正義の戦士たち。生まれた故郷であるため3分でエネルギーがなくなってしまうということもない。初代のシンボルカラーだった赤(表地)と銀(裏地)のマントに身を包んだコスチュームも斬新で、壮絶な戦いに挑む。
メガホンはニュージーランドを拠点に活躍する坂本浩一監督(38)。米国版「パワーレンジャー」などのアクション監督を務めて世界から注目を集める俊英だ。M78星雲の危機に宇宙船で向かう人間役で初代を演じた黒部進(69)やセブンの森次晃嗣(66)ら懐かしどころも出演。ウルトラ戦士と総勢100体を超える怪獣軍団の宇宙バトル。ワーナーは今後、世界戦略を本格化させる。(スポニチ)
* * *
へえ~、「ULTRAMAN」になるんだ~。映画化の噂は以前小耳に挟んだことがあるんだけれどそれっきりでどうなってるのかと思ってたら、水面下で着実に実現へのステップを重ねていたんですね~。立派でございます。
でもさ、上の文章読んだだけだと、これ今までの「ウルトラマン」とコンセプト全然違うわ。
地球に来て人間を助けてくれない、人間社会の中で巨大化もしない、巨大な怪獣と巨大化したウルトラマンの町並みを壊しながらのバトルもない、そんなウルトラマンに(世界の他の国の人はともかく)日本人は納得できるのかな?
「ドラゴンボール」の二の舞にならなきゃいいけれど。傑作に仕上がってくれるよう祈りましょ。