シネマトゥデイ映画より (以下一部抜粋)
イギリス・スコットランドの首都エジンバラで第63回エジンバラ国際映画祭が17日夜(日本時間18日)、開幕した。
レッドカーペットで、オープニングを飾る『アウェイ・ウイ・ゴー』(原題)のサム・メンデス監督と出演者らに負けないほどの歓声が上がったのは、本映画祭のパトロンを長く務める、スコットランドが誇る名優ショーン・コネリーが登場した瞬間だった。007の時のプロマイドを振るファンなどもいたが、小柄な夫人を後ろからすっぽり包み込むように寄り添って見せた姿は、優しいおじいちゃま。今年8月で79歳になる007、すっかりマイルドになったようだ。
もう1人、尊敬の念で迎えられたのが、審査員として参加したアメリカの名優フランク・ランジェラ。リチャード・ニクソン元大統領を演じた映画『フロスト×ニクソン』の名演が記憶に新しいところだが、爺むさく演じてみせたニクソンとはうって変わって、きれいに日焼けしたツヤツヤと張りのある顔で登場。今年1月に71歳になったが、まだまだ精力的な姿を見せつけた。
1947年に創設され、一度も中断されることなく行われている世界最古の映画祭。長い歴史を誇る本映画祭にふさわしく、熟年パワーがオープニングのレッドカーペットを盛り上げた。同映画祭は、28日(日本時間同)に各賞を発表し閉幕する。